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9月の穂高 涸沢、夏残る

■山行日:2014年09月06日(土)-8日(月)
■山:北穂高
■目的:ナツヤマ
■ルート:BT(08:00)-涸沢小屋(14:30)
      涸沢小屋(08:00)-北穂高(12:30)
      北穂高(05:45)-BT(15:30)
  
どこでも良かった
人が多くても、賑やか過ぎても良かった
いや、そんなところに行きたかった

週末の度に訪れる雨雲を、恨めし気に見上げているうちに
過ぎ去って行った夏は、あきらめの夏

このまま秋になるのも少し寂しくて
眩い陽射し、暗く蒼い空に湧き上がる雲、缶ビールを開ける音、遠くの雷

そんな夏山の喧噪、その名残だけでも感じたかった
夏をあきらめきれなくて

9月の穂高へ
 

朝8時前、人気の無い上高地BTに降り立つ
この数年、9月の初めになると、こんなものだな
登山者の波は、混乱の8月を過ぎると、あとは狂乱の秋の連休を待つだけだ

今日は一気に北穂まで届くだろうか・・・
いやムリだろうな今の自分では

涸沢まででいいじゃないか
何度かテン泊はしてるけれど、初めてヒュッテにも泊まるのいいじゃないか

となると、のんびり散策だ

木漏れ日の小梨平
朝露に濡れる徳澤園

通り過ぎる風は乾いてて、まだ夏の余韻

明神岳を見上げながらいくつかのカーブを過ぎ
横尾で一休みすると、もうビールが飲みたくなるが、ここは我慢

針葉樹林の間を縫いながら少しづつ高度を上げる

このルートは、何度歩いても、涸沢ヒュッテが見えてからが長い

途中の沢の流れで顔を洗い、頭から水を被り、冷たさに悲鳴を上げる
これだ、こんな夏を感じたかったのだ

そう感じると、あの長雨の日々が、また恨めしく思える

ヒュッテで手続きを済ませると
楽しみにしていた生ビールだ

冷凍して持ってきた焼き鳥を焼いていると、その煙と香りに誘われて
隣の学生らしきグループが騒ぎ始める
焼き鳥と、彼らのもつ鍋を交換しながら、ビールは進む

見知らぬ者同士が、山小屋のテラスで乾杯
いつものように、わいわいと盛り上がったかと思うと
渓谷からの緩やかな風に、ふっと静まったり

でも、会話が途絶えても、そこには穂高がある
何も言わず、峰を見上げては、頷きあい
またぞろ登山話に戻る

夏をあきらめられなくて集った者たちを
ガスに煙る穂高の峰々が笑う

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