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初冬の黒部アルペンルートを行く(前)

毎年秋になると、あぁ今年も行けなかったな、と後悔する山旅がある
それは、嫁さんにとっては十数年ぶりとなる立山だ
紅葉の終わりかけ、そろそろ雪が降り始める頃、ゆっくり温泉につかり
晩秋の黒部と、立山の早い冬の訪れを楽しむ、そんな山旅だ
その話をする度に、それ毎年言うけど連れてってくれたことないな
と、いつも呆れる嫁さんに、今年こそは!と約束していた
そして、早々に予約をとり、満を持して黒部アルペンルートへ
しかし、そうやって張り切ったときに限って天気はイマイチ
というか、イマイチどころか、立山は吹雪くかもしれない予報に
久し振りに張り切って、軽く山を歩くつもりだった嫁さんも落胆ぎみ
それでも、初めての黒部ダムに歓喜し
トロリーバスには乗せられなかったけれど
真っ暗なトンネルを走る電気バスでは、目を爛々と輝かせている
晩秋の黒部湖は
水煙の彼方に、山が静かに息をひそめ
薄曇りの空の下でダケカンバの白さが静かな光を放ち
冬がひそやかに降りて来る気配が感じられる
空は真っ暗でも、これはこれで黒部らしい風景じゃないか
分かってはいたけれど
室堂では一気に季節は冬へと変わり
吹雪こそないものの、モノトーンの世界と冷え切った空気
わぁー、懐かしいなぁ、この真っ白けな感じ
と、喜んでるのか凹んでいるのか微妙な反応の嫁さん
確かに、2011年のGWに、雪の大谷を見にテントを担いで来たとき
まさに、こんな具合の真っ白な立山だったっけ
ま、きっと明日には青空の下歩けるさ
この日のために嫁さん用にチェーンスパイクを新調したかいもあり
凍てついた石畳、もう踝を越える積雪の斜面も、ザクザクと歩く
今年、2025年は熊が泳いでいたことで一躍クローズアップされたみくりが池
ここで写真を撮るのも、もちろん15年ぶり
本当は、浄土山、いや室堂山展望台くらいまでは歩いて
立山の景色を見せてやろうと思っていたが、まさかの雪
しかも景色なんて、ほぼ見ることも出来ず、早々にみくりが池温泉へ
チェックイン時間前だけど部屋に入ることが出来て
サクッと着替えると、軽食タイムが終わる前に先ずは乾杯
白海老と、げんげのから揚げが美味い
初めてのみくりが池温泉
運の良いことに、ほぼ貸し切り状態で
濁り湯に横たわり、薄暗いとはいえ雪景色も楽しめ
あとは、夕食を待つだけ
って、これって山小屋の過ごし方じゃないぞ?
まぁ、室堂エリアの小屋は、だいたいこんな感じではあるが
そして楽しみにしていた夕食は
噂通りのクオリティの高さ、日本酒の銘柄も揃い
調子に乗って、くいくいと杯を空けるのであった
みくりが池温泉、最高だ

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