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夏の果て 白馬岳(前)

■山行日:2025年09月06日ー07日
■山:白馬岳
■目的:18年ぶりの白馬岳
■ルート:栂池山荘(09:00)-白馬大池(12:10)-白馬岳(16:00)
     白馬岳山荘(04:40)-栂池山荘(10:00)
いつものようにネット記事を斜め読みしていると、ふと目に留まった風景
それは白馬大池の美しい青とチングルマの競演だった
良く見かける画像ではあるが、なんとなく夏の白馬大池の姿に惹かれ
ネットで調べると小屋も空いている
じゃ行ってみようか、18年ぶりの白馬へ


深夜の栂池中央駐車場は、まだ1/5ほどしか駐車していなかったが
仮眠している間に、ほぼ満車状態になっていた
ゴンドラの小さな窓から、切り取られた風景に既にハイテンション
乗り換えたロープウェイを降りると、そこそこ涼しくて
2014年に宿泊した懐かしき栂池ヒュッテを眺めながら、やっと登山道へ
先ほどまでの涼しさは消え去り、何故か高度が上がっているのに蒸し暑く
風も通らないトレイルを、ほぼ縦列状態でゆっくりと進む
ふり返ると根子岳、吾妻山辺りが雲海に浮く
唐松、五竜と視線と視線が合うようになると天狗原
こんな風景だったっけ
9月に入っても猛暑続き
いったい、この夏はいつ終わるのか、そう思っていたけれど
小さな湿原は少し色付き始め
いつの間にか永遠の夏も終わりに近付いていることを知る
天狗原から先は、岩場を縫うように進む
ふり返ると小さな湿原はまるで箱庭のようだ
足元の岩がどんどん大きくなり始める
あぁここは、はっきりと覚えている
驚くことに、この季節にこの標高で残雪がある
その残雪を踏んで、急登を詰めると一気に視界が広がった
あのハイマツ帯に浮かんで見えるエアーズロックのような山は何だ?
なんだか、日本離れした眺望じゃないか
正直、白馬乗鞍がこんなにも素晴らしい眺望だとは思わなかった
前回は(と言っても18年も前の事、しかもガスっていた)
この景色は見ていなかったので、ほぼ初めての風景に360度見とれてしまう
隊列を作ってハイマツの海原をワシワシと進む様は冒険隊
沸き上がっては消えて行く雲の姿に、なんだかここまででも
充分ナツヤマを堪能できることに新鮮な驚きを覚えた
白馬乗鞍、なかなか良いな
雪渓から外国人グループと前後しながら歩いていた
そのグループが大きな歓声を上げているのは、白馬大池だろう
歓声を追いかけるように下って行くと、彼らが歓声を上げるのも頷ける美しさ
確かに白馬大池は雪解けの水を蓄えて
紺碧と言って良いほどの深い色が
沸き上がるガスとのコントラストも鮮やかに美しく
大池山荘の前で行動食を採り、小休憩
ここまでのCTはすでに大幅に遅れているが
この暑さではこれ以上ペースを上げることは出来ない
重い腰を上げ歩き始める、もう日影は一切ないことを思うと
それだけで脚は重くなるが、夏色の景色はどんどん美しくなる
前を歩く陽気な山ガールさんたち
あそこに水平線のようなものが見えている?と不思議そう
あれはまさに水平線、日本海が見えてるよ、と声をかけると
うっそ!海?マジ?
一度地図を見てごらん、日本海はすぐそこだから
そんな会話を楽しんでたら
前方から外国人グループの大きな声が響き渡る
ツルギターケ?
と、大柄な白人男性が指さしながらこちらを振り返る
剱?まさか、まだ見えないだろ、と思ってたら遥か彼方に小さく鋭鋒が
よくぞ見つけたもんだ、きっと北アルプスは初めてでは無いのだろう
Yes Turugidake とサムアップで応じると、ワーォ!ツルギターケ!との大声に
周囲のハイカーは不思議そう、きっと誰もまだ気づいていないのだ
彼と二人意味も無く笑いながら、ツルギターケ!ツルギターケ!と何度も声を出した

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