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夏の終わりの縦走路 大天井岳から一の沢

■山行日:2019年08月24日(土)-26日(月)
■山:燕岳から大天井岳周回
■目的:表銀座ええとこ取り
■ルート:中房温泉(08:30)-燕山荘(14:00)
     燕山荘(06:30)-燕岳-大天荘(11:30)
     ★大天荘(06:30)-常念小屋(08:30)-一の沢(12:00)

稜線からの星空

期待していなかっただけに、その美しさは
「星に願いを」と共に、じんっと胸に残った

そして夜明け


瑠璃色の宙に、ゆっくりと水平な光が灯り始め
地球が動いていることを感じる

安曇野の街を埋め尽くす雲の彼方から朝陽が昇るシーン
これほどまでに美しき雲海は、過去無かったかもしれない

穂高から槍の稜線を、朝陽が染め尽くす前に、と
慌てて大天井岳のピークへと急ぐ

なぜか、ご来光ばかり眺めてる若きグループに、教えてあげる

「ほら、槍が染まって行くよ」

振り返り、歓声を上げる若者たち

そりゃ声も出るよ
こんなにも美しい朝は、そうそう無いよ

荘厳な朝のひととき、また生まれ変わった今日の北アルプス


さぁ、今朝も美味しい食事、なんとキッシュがメイン
トマトソースの酸味が食欲を誘う、贅沢なヒトサラ

あっと言う間にたいらげると、今日は一番美しい稜線を辿り
常念を踏んで下山、時間はたっぷり、ゆっくり楽しもう

まずは東天井まで

どうだ、この美しく、穏やかな稜線
右手には、穂高、槍ヶ岳をずっと眺めながらの散歩ハイク

東天井から横通の間、ここもやはり美しい
振り返ると、東天井の向こう、鷲羽と水晶が見える
空は、一切の霞もなく、足元には雲海

初めて歩いた2011年
こんなにも美しい稜線があったんだ、と



槍から常念まで、まさに小躍りしそうなほど
ハイになって、一気に歩いた日の感動が蘇る

こんな素晴らしい北アルプス
この夏ずっと待ってた甲斐があったよ

と、幸せな朝に感謝しながら、360度惚れ惚れし
ずんずんと常念に向かって進んでいると
安曇野を覆っていた雲が、ちぎれちぎれのガスとなり
あっと言う間に、視線を覆って行く

あぁ常念が隠れてゆく・・・
午後から崩れる予報ではあったが
さてどうする?

まぁいいさ、常念は9年前に踏んでいる
雨とガスの中だったけどさ

常念小屋の前では後ろから雲が迫ってきていることを知らない
若者グループがはしゃいでいる

早く行動したほうがいいよー

一休みすると、予め調べておいたタクシー会社へ連絡
3時間後に一の沢登山口へ来てくれるようお願いすると
名残惜しくも、稜線から下りはじめる

想像よりも、きちんと整備されたトレイル
足元もしっかりしていて歩きやすいが、ここを登るのはキツいか
初めの60分を過ぎると、沢に出会う
このルートは、この一の沢を何度か渡渉しながら下る

胸突き八丁と称される、高巻が連続するエリアは
トレイルの路肩が崩れかけてあり、やや危なっかしいが
常念の裾に、こんな立派な沢があり、ごうごうと流れる音
山の深さを感じながら歩くのは、なかなか心地良い

秘境感もあるルートは、きっちり3時間を要し
登山口にある山の神にお参りすると、ほっとした

やって来たタクシードライバーの女性は、すぐに雨ですよ、と

思えば三日間、天候も、気温も、そして展望も
狙い通りではあるけれど、美味しいところだけつまんだ
まさに、表銀座ええとこ取りな山行だった

特に、期せずして楽しめた燕山荘のコンサート
その「星に願いを」が蘇った大天井岳の星空
そして荘厳な朝焼け

素晴らしき三日間に
もう今年はこれでいいや、と独り言ち
夏の終わりの北アルプスを終えた

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • SECRET: 0
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    >安曇野を覆っていた雲が、ちぎれちぎれのガスとなり
    >あっと言う間に、視線を覆って行く
    こういう書けそうで書けない何気ない文章がスロさんの真骨頂なんだなと思います。
    素敵な山旅でしたね。
    で、常念小屋には泊らなかったんですね。
    あの百周年の木札をもらってたら見せて欲しかったんだけれど
    残念(^^ゞ 0

  • SECRET: 0
    PASS:
    palletさん

    あらまっ!
    そんなぁ真骨頂だなんてぇ~てれてれ^^;
    そうなんですよー、常念小屋泊まるどころか
    不覚にも、一歩も入らずでした
    百周年だなんて、本気の一生モノでしたね(涙) 0

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