青天予報の祭日だ、きっと駐車場は満車になるだろう
毎年、文化の日までにはスタッドレスに履き替えるのがルーティンなのに
今年に限って予約が遅れ、夏タイヤの不安を抱えたまま深夜の高速をひた走る
第一駐車場へ滑り込んだのは3時前、たっぷり2時間仮眠すると
凍える空気の中ダウンを来て、のろのろと歩き始めるが
中房温泉からは明るくなり、そしてあっと言う間に汗をかく
まだ黄金色のカラマツの葉がはらはらと舞い落ちる中
あまりの暑さに、ダウンからウィンドストッパーに着替えるも
結局は半袖Tシャツ一枚っきりのスタイルになる
もう真っ白に雪を乗せた大天井への稜線が朝陽を受けて眩しく
ふり返ると雲海が足元まで追いかけて来そう
今日は素晴らしい日になる予感
富士見ベンチではじめて富士山を見ることが出来てハイになる
ほんとに富士見だったんだ!
約2.5時間で合戦小屋
休憩中の皆さん、なにか湯気の出る椀を手にしてる
ほぉ夏のスイカはこの季節になるとお汁粉に代わるんだ
もう少し寒い日だったら頂いてただろうな
合戦小屋でチェーンスパイクを脱いでいた下山者に
アイゼンとか必要ですか?と真剣な表情で聞いていた若者グループ
「もう冬だから。フツーに必要でしょ」
呆れ顔で応えてたお姉さんの言葉通り、合戦の頭から積雪となった
あぁこの冬枯れた風景よ
大天井岳、そして槍、なんと染みるシーンだろうか
確かに風はすさまじく強い
慌てて山荘入口横の影で汗に濡れたシャツを長袖のベースに着替え
グローブとビーニーを身に着けてアウターを着込む
ここまでの暑さは何だったんだ?
北アルプスの女王
燕さまのご機嫌や如何に
強風と暴風の繰り返し、ときおり足元がすくわれるレベル
この稜線って、こんなに風が強いんだ
その強風の中下山してくるソロ男性と目が合う
あれ?なんと5、6年ぶりに顔を合わせる山友Gさん!
お互いの近況報告などするが、暴風に掻き消され会話もままならず
しばしの邂逅に喜び、手を振って別れた
立山は意外と雪が少ない気がする
きっと先日の積雪は風に飛ばされたのだろう
それを思うと槍穂高の姿、この白さはどうだ
それだけ降ったと言うことだろうか
この気温と風の中、短パン+タイツの若者と二人
会話も無くお互いうんうんと頷き合うだけ

秋に踏んだ龍王、そして雄山に剱
北はもうこれ、どこまで見えてるのやら・・・
その展望の広さにしばし目を奪われると
足元の切れ立った花崗岩の踏み跡も気になる、こんなところを歩くのか?
東沢乗越へのルート、これはムリだよなぁ
(下山後に調べると東側を巻くルートがあると判明)
さぁ展望も堪能できたところで、暴風に身体も冷え切ったし、帰ろう
女王様を振り返り振り返り
暴風に飛ばされないよう、一歩一歩踏ん張って歩く
風はすさまじかったけれど
女王のご機嫌はまずまずだったようで、素晴らしき展望に胸がいっぱい




























コメント