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五月の穂高へ 涸沢


■山行日:2022年05月03日ー05日
■山:北穂高
■目的:残雪北アルプス
■ルート:★上高地(06:00)ー涸沢(12:15)
      涸沢(06:30)ー北穂高(09:00ー10:30)ー涸沢(12:50)
      涸沢(04:45)ー上高地(10:00)



この工事車両用砂利道を歩くのは、新村橋の架け替えとは関係なく
左岸林道が雪で埋まっている部分が残っているからだろうか

いずれにしても、道も風景も広いのは気持ちが良い
横尾に近づくと、常念がほんの少し見えて来た




横尾は槍と穂高の交差点
やはりここまでの林道と違って多くの登山者で賑わっている
吊り橋を渡ると、予想していた通りの渋滞が始まった
樹林の中、ところどころ足元が凍り、その度に列が詰まってしまう



本谷の橋を渡ったところ
下山する者、これから登る者が交差して賑わうシーンは夏も今も同じ
ここでアイゼンを装着し、気を引き締めて歩き出す
何気ないトラバースも、気を許すと谷へ落ちてしまう
それでもふと見上げると心を奪われ、脚も止まる美しき氷壁

さぁもう小屋も見えて来た
いや、知ってるさ
ここからが長いこと
誰だよ、涼しくて雪も締まってて夏道より歩きやすいとか言ったの
もうぐずぐずの足元、照り付ける五月の陽射し
でも、ときおり吹く冷たい風のなんと心地良いこと
上高地BTから6時間と15分で涸沢ヒュッテ着
これって過去最速かもしれない
チェックインを済ませて、汗をたっぷり吸った服を着替えると
さぁさぁ、ここから至福の時間の始まりだ
テラスに陣取ると、先ずは生ビール
なんだよ、この美味さ
最高かよ
ひとり、うんうん頷きながら飲み干す生ビール
陽射しは強く風は冷たく、鯉のぼりは穂高の波を泳ぎ
誰もが笑顔で素晴らしき時間を過ごしている

ザイテングラートに沿うシュプール、あずき沢を下るパーティ
陽が傾く穂高は青く白く美しく
その姿に、出来れば奥穂高へ行きたかったな、と何度目かの独り言
いやアルパイン経験の無い自分じゃ死にに行くようなもんだ、と
これも何度目かの突っ込みをしながら、ハチローさんに献杯
そして明日チャレンジする雪の壁を睨む
いや、もう何度も睨んでいるけれど、その度に目をそらせては
涸沢岳や奥穂の方ばかり見てしまう自分がいる
正直言うと不安なのだ
これほど長く急なルートをピッケルで登った経験は無い
そんな不安をごまかすように北穂を仰いで、ウィスキーを飲み干した
穏やかな時間は過ぎ、突然の風に荒れ始めた涸沢は夕景も楽しめず
あっと言う間に夕闇と共に冬に逆戻りした

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