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夏の終わりの縦走路 燕山荘にて

  
  
 
■山行日:2019年08月24日(土)-26日(月)
■山:燕岳から大天井岳周回
■目的:表銀座ええとこ取り
■ルート:★中房温泉(08:30)-燕山荘(14:00)
      燕山荘(06:30)-燕岳-大天荘(11:30)
      大天荘(06:30)-常念小屋(08:30)-一の沢(12:00)
 
 
 
台風だの何だのと、山へ行く時間も無く夏が過ぎて行く
この数年は、いつもこのパターン
でも、このまま秋って言うのも悔しくて
どうにか、8月末に滑り込みで時間が取れた

もうどこでもいいや
展望がよくって、北アルプスを楽しめたら
ってことで、短絡的に過ぎるけど表銀座
その美味しいところだけ、ズルく周回しよう


 
 
 
10年ぶりとなる燕岳行は、出足から、躓いてしまう
なんと安曇野の麓で既に通行止め、この先は温泉宿泊者しか
乗り入れることが出来ないと、有明神社で降ろされる
 
 
  
 
しかし、あっという間に集まった4名が、これまたあっという間に
やって来たタクシーに相乗りし、結果的には楽ちん&低コストで
中房温泉に到着すると、サクっと歩き始めた
 
 
  

 
真夏の暑さもひと段落したようで、以外にも暑苦しさを感じず
ゆくりと第二ベンチまでを登り切ると、樹林の合間、西方に稜線が見える

そうか・・・10年前には、こんなカンジ


 
 
雨とガスで何も見えなかったけれど

この北アルプス三大急登と称される合戦尾根からは
あの稜線が見えるんだ、あの稜線こそ、今回目指す大天井への稜線だ

  
  
 
しかし・・・遠いじゃないか
  
いや、それだけ歩けるってことか

待ってろよ喜作さん
 
 
 

  
  
 
合戦小屋では、皆さんスイカに喰らいついている長閑な情景
これも北アルプス、夏の風物詩のひとつだろう  
  

行動食だけで休憩すると、先を急ぐ
だって、早く生ビア飲みたいもん
 
 
 

 
 
 
合戦小屋から再び樹林へ入ると、九十九折れとなる
そうだそうだ、こんな感じだったよ
ここからが長いんだ
 
気付くと樹林も抜け、直射日光を浴びながら、その暑さに立ち止まる
と、後方から視線を感じるような、何か威圧感のような・・・
なるほど、振り返るとそこに槍ヶ岳、そりゃ圧も感じるよ
 
 
 
 

  
  
  
燕山荘が見え始めても、九十九折は続き、暑さも厳しくなるが
北方に美しき燕岳の姿が現れるとハイになる

 
 
 

燕山荘到着

なんと人の多いことか
軽く、ピークを踏んで行くか?と思ったが
天気予報の通り、濃いガスが安曇野から湧くシーンを眺め諦める

今日の寝床は、山荘の一番奥、その三階となる窮屈な部屋
でも、その隠し部屋、割り当てられた窓際エリアは
槍ヶ岳ビュー、布団に横になっても槍、素晴らしい


乾いたシャツに着替えると、地図とカメラだけ持って、さぁ生ビアだ
山荘の名物、喫茶サンルームの空いてる席に座り込み、ひとり乾杯

  
  
  
年齢も、性別も、いや国籍さえもバラバラ、いろんなヒトたちが
いろんな想いで集う空間、でも目的はひとつだけ
  
みんな山に来ている、山に会いに来ているのだ

なんて事を想い、ゆるゆる酔いながら
ひとり過ごす時間が愛おしい
 
 

今夜は偶然にも、毎年夏の終わりに開催されているクラシックコンサート
食事も早め、小刻みに回されて、宿泊者ほぼ全員が食堂に集う

 

 

 
 
 

開演前に、山荘オーナーの赤沼さんの登場、例によってホルンと得意のMC
10年ぶりにお会いするその笑顔とお話しは相変わらず微笑ましいけれど
登山者が何気なく捨てたゴミひとつがイタチとカラスを山に誘い、結果として
雷鳥のヒナが食べられてしまうエピソードは会場が静まった
 
 

そしてコンサート開演だ

毎年8月の最終週末に行われていて、なんと35回目を迎えるとのこと
かの有名な鈴木メソッドの皆さんによる演奏の一曲目は「星に願いを」

赤沼さんいわく、築89年の木造建屋であるこの小屋は、やはり木造である
弦楽器とは相性良く共鳴し、柔らかな、そして暖かな音色となるそうだ

その暖かな音色で「星に願いを」

北アルプスの山荘の夜、窓の外はしんしんと迫る夕闇
このシュチュエーションで、こんな素敵な、そして大好きな曲が聞けるなんて

クラシックばかりではなく、「糸」「川の流れのように」と言った
誰しも聞き馴染んだ曲も交えて、おおいに盛り上がったコンサート
アンコールの最後は、歌詞が配られ、皆で一緒に歌うのが好例のようだ

今は安曇野ですが、元は穂高町でした。この歌は、穂高町の歌です 

  

  

その紹介に、地元の方と思わしき皆さん、そろって頷き
横顔に頬が染まるのが分かる、そして始まった曲は「早春賦」
  
 聞けば急かるる 胸の思いを
 いかにせよとの この頃か
 いかにせよとの この頃か
  

目に涙を浮かべながら唄う人たちに、遠き春を想う山麓の里の姿が浮かぶ
何故だか気付くと涙がぽろりぽろり
  
その余韻とウィスキーに、しみじみと酔いが進み
しみじみと感動した素晴らしき一夜
  

あぁ
山小屋っていいな


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コメント

コメント一覧 (5件)

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    忙しさやなんやらで、ずっと行けなかった山の上で、
    偶然、こんな素晴らしいコンサートの日に泊まれたなんて。
    行けなかった夏の悔しさなんて、ぜーんぶ、吹き飛んじゃいますね!

    にしても・・・いつもながら素晴らしく美しい写真たちにほれぼれしました。
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    スロさんご無沙汰しております

    我が家も燕岳が大好きで残雪期は小屋泊、無雪期はテン泊と楽しんでおります。
    先日も中房からピストンですがテン泊して来ました。
    しかし平日山行の我が家はなかなか山の催し物とは無縁でして。
    雲上のコンサートとは羨ましい〜 0

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    cyu2さん

    ほんと、その通りです
    夏のくやしさ、ぶっ飛びました^^
    cyu2さんがね、画像が美しいと思えるのはね
    ひとえに、お天気が晴れっ!
    それだけが理由なのですよん(^^)
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    akt39さん

    ご夫婦で仲良くテン泊なのですね~、うふふふっ
    燕のテン場も狭くて大変そうだけど
    それは、それで楽しそうですね!
    コンサートは偶然にしても最高な一夜でしたよ^^ 0

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