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氷瀑林道を行く R309冬季閉鎖中


■山行日:2014年01月01月13日(月)
■山:奈良県大峰山系弥山登山口まで
■目的:厳冬期大峰展望
■ルート:大川口(09:00)-弥山登山口(11:00)-大川口(13:30)

天女の舞の下山中に、山友のルネさんと突然企画したプラン
冬季閉鎖中の国道309を、わいわい騒ぎながら氷瀑と大峰展望ハイク!

「林道なら山歩きってほどじゃないし、皆喜んで参加してくれるよね!」

そう企んだのだが、残念ながら、その日の予報は雪、他の参加者は誰もいない・・・
どんよりした空の下、大川口の冬季閉鎖ゲート前で駐車した車の中で
行くの行かないの、帰るのいや温泉だけでも行くの、ぐずぐずだらだらの末

とりあえず?様子だけでも?
そうですよねー、様子だけでもねー
 

厳冬期のR309は何度か歩いているが、これほど積雪の少ないのは初めてだ

ゲートからしばらくは、川沿い、そして谷間
山の上から降りてくる風は勢いを増して吹き付けてくる

この空気さえ凍り付いたカンジは、実は嫌いではない
どんどん寒くなれ、そう思うのだ

吹き付ける風に会話もままならない状態で歩いてゆくと
正面に、聖宝谷が現れて来る
あの白い爪痕に沿って稜線まで、一人で登り詰めた日をふと思い出す

聖宝谷の下、カーブをぐるっと回る、ここから急勾配となる
ルネさんは、本当なら正面に大きく見えるはずのバリゴヤの頭を睨んでいる

風に煽られ、粉雪に吹かれ、いくつかの小さなカーブを九十九折して進むと
大小の氷瀑が鈍く光り始める

自動車では何度も通っている林道を初めて歩くルネさんも
氷瀑の想像以上の大きさに圧倒されている

しばし足を止めて氷瀑を見上げていると、何やら後方から人の気配
その気配の方向に、信じられない姿が・・・
なんと短パン+タイツの若者二人が、わしわしと雪を踏んで歩いて来る
思わず、二人を止めてどこへ行くのか尋ねた

「えーと、はっきょー?まで行けたらなぁってカンジです」

はっきょーって、八経?近畿最高峰の?我らが八経ヶ岳?この厳冬期に?
何かの冗談かと返答に困っているとルネさんがアイコンタクト
その眼は「止めましょう!」と伝えてくる
しかし、笑いながらそのまま歩き出す短パンの若者に、何も言えなかった

「あのカッコでしょ?どーせすぐに戻って来ますよ」

そう、確信があった、何故なら登山口から直ぐに膝くらいまでは雪に埋もれるからだ
テニスシューズにタイツ?あっと言う間に凍えてUターンするに決まってるさ

もう後姿も見えない若者たちが、どんな顔で降りてくるだろうか?
なんてほくそ笑みながら、ゆっくりと雪の林道を登山口へと進む

このトンネル西口も風の通り道である、目的地までやって来た感もあっさりと消え
寒さに耐えきれず、数枚カメラを向けるとUターン

風を避けて林道の真ん中でお茶を飲んでいると、これまた人の気配だ
今度はソロの下山者、テン泊装備にピッケルとガチャ
そして疲労感と熱気のような空気がオーラとなって全身から湧き出ている

その単独行者に話を聞いて驚愕した
なんと、和佐又から入山して大普賢岳から行者還岳を縦走して下山したところだと
厳冬期に大普賢岳まで行く人はいても、縦走だなんて!信じられない
凄い人もいるものだ、と二人で感心しきり

 

そんなツワモノを見送った後のことだ
見えないはずの大峰を振り向き振り向き下山していると、やはり若者たちが降りてきた
とてもじゃないけど歩けなかったと、苦笑しながら話す若さが羨ましい
 
 

 
彼らは関西から自転車で富士山まで行くほどバカヤロー(笑)で「趣味は冒険」と笑う
熊渡に車を止めていると言う若者二人を乗せてやり、大川口から移動し
これまた冒険者であるツワモノ単独行さんも途中でピックUP
狭い我が車は、熱気やら疲労感やらで満ちて・・・

とりあえす様子を見よう、なんて一歩踏み出した冬期閉鎖中の林道
そこで出会った、氷瀑と、冒険者たち
冬に閉じ込められていたはずの林道は、期せずして、ちょっとした賑わい
おかげで寒くて、冷たくて、楽しい一日となった

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バカヤローな若者たち
山バカなNさん
楽しい時間をありがとう、またどこかで
 
 

コメント

コメント一覧 (8件)

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    スロさんこんばんは。

    うちの娘がタイプで分けると、バカヤローなのです、
    なのでその若者たち、人事と思えません。

    >彼らは関西から自転車で富士山まで行くほど
    バカヤロー(笑)で「趣味は冒険」と笑う

    すきだな、バカとかアホとか、だいすき。
    若いって涙がでちゃうほど、いいな。

    一緒に車で帰るのも、イイネ、
    で、上高地レポは、当分さきだね、
    大分判ってきた・・・、スロトレワールド。 0

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    厳冬期の大峯、こんな楽しみ方もあるんですね参考にしたいです。
    ツワモノさんは、naka muraさんでしょうか?
    http://yamatabako.blogspot.jp/2014/01/blog-post.html
    ちょっと参考したら危険な人ですね(@_@)

    若者のアホさ加減羨ましいですね。
    私も学生の頃、京都市内から、今の嫁と自転車の二人乗りで日本海を目指したことがあります^_^;
    深夜、酔っ払ってのことですが。。。(笑) 0

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    yakoさん
    娘さんが?バカヤロー???
    笑っていいのか、どうか(笑)
    でもいいでしょ、若さ故のバカヤローって
    ほんと羨ましいものです
    ってか、なんすか?そのスロトレワールドって(汗っ 0

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    nikkor14dさん
    >京都市内から、今の嫁と自転車の二人乗りで日本海を目指したことがあります^_^;
    あぁ、いいなぁ、なんだか懐かしの大林宣彦監督の映画みたい
    どこで挫折したのか知りたいものです(笑)

    Nさんは、10代の頃から山岳会で学び、沢をメインで活躍されてます
    聞いた限りでは、ほとんどがソロのようで、やはりきちんとした
    スキルとポリシーを持ってて、私のようななんちゃってハイカーには
    雲の上の人に思えましたよ 0

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    紀州のカモシカさん
    これまでは冬季弥山へ登る目的での林道歩きでした
    でも、その目的で歩いてて、雪化粧の大峰の展望が、林道からでも
    素晴らしく見えて、こりゃ林道歩きだけってのもあるなって企んでました
    これも冬ならではの楽しみ方ですよね
    とは言っても大川口まで、完全凍結のリスクあるのですが^^;
    コメントありがとうございます^^ 0

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    彼らとの遭遇が無かったら、
    「いったい、ワタシら何しに行ったん?」的な一日になっていたかも?
    あの子ら、可愛かったね~
    今も短パンでウロウロしてるのかな?冬装備、ちゃんと揃えたかな?
    Nさんは、やっぱりガシガシ登っていらっしゃるようですね~

    二つの出会いのお蔭で、とても印象深い一日になりました!
    来シーズンは、みんなでワイワイ行きましょ!

    0

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    ルネさん
    そうですか?確かにブログにUPしてはなかったかも・・・
    でも、氷瀑と、あの冷たい風、素敵な一日だと思うのですが^^;
    そうそう、アイゼン買えよー、とか車の中で言ってましたよね
    どーしてるのかなぁ、あの二人^^
    Nさんの活躍は凄い!もうなんだか、超人ですよね
    来シーズンこそ、皆で! 0

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