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祈りの道ふたたび 大峯奥駈道・楊枝の森



■山行日:2023年05月02日
■山:大峰(七曜岳)
■目的:奥駈道(北部)縦走
■ルート:稚児泊(04:45)-奥駈出合(08:35)ー八経ヶ岳(11:30)ー楊枝ノ森(14:45)

さすが青天のGW
奥駈縦走者だけでなくワンディハイクも含め賑わう弥山の山頂


小休憩したかったが、その山頂の喧騒から逃れたくて明星ヶ岳へと逃げた
明星ヶ岳からは、これから進む釈迦ヶ岳までが見渡せて
その展望も久しぶりだな、と思う反面何か違和感を覚える
そうだ、樹が減っているんだ
立ち枯れどころか、もう枯れきって朽ち果てているんだ

そんな大峰の姿を見ていると悲しくなってしまう




明星ヶ岳で腰を降ろし、そんな寂しい姿を眺めていると
妙に喉が渇き、さっき小屋で買ったばかりの缶ビールに手が出てしまう

あぁ何て冷たい缶ビールだろうか、憎いぜ弥山小屋
と、しばしの休憩を終えると倒木地帯へと歩き始める


立ち枯れがさらに朽ちている様と同じように
禅師ノ森の西側は以前から山肌が崩れかけていたが
今やそれはもう崩落と言えるほどの崩れようだ
地図を改めて確認すると、このエリアには
「トウヒ・シラビソの原生林」と記されているのが悲しい
奥駈道は軽くアップダウンを繰り返し舟ノ峠へ
そしてこのエリアで最も好きな場所である楊枝の森へ登り返す
その小さなピークから弥山を振り返ると
昨日超えて来た大普賢岳の勇ましき鋭鋒が見える
これだ
この風景を見たくて歩いて来たんだ
しばしピークで佇むと、さぁ行こう南へ
前を向くと釈迦ヶ岳がこんなにも近付いている
楊枝ノ森をザクザクと下る
下りきると楊枝ヶ宿避難小屋は、小屋前の小さなテン場もぎゅう詰め
そりゃそうだろう、この水場を有するテン場を過ぎると
もう釈迦ヶ岳直下の千丈平まで行くしかない
でもこんな混んでいる場所で一晩過ごしたくはない
それを見越して水はたっぷり担いでいる
私的テント最適地へと仏生嶽をトラバースして行く

奥駈道道からほんの数メートル東へ反れただけ
小さな森の中でテントを張り缶ビールを開けると
ゆっくりと大峰に包まれて行くひとときに身をゆだねるだけ
あぁ自分は今大峰に還っている

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