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上越のマッターホルンを行く 大源太山周回

■山行日:2026年05月16日
■山:大源太山
■目的:マッターホルン
■ルート:登山口(07:15)-シンゴヤの頭ー七ツ小屋山(12:00)-大源太山ー登山口(17:00)

ネットで見たゼブラ模様の残雪に惹かれた
上越のマッターホルンこと大源太山へ

ところが、登山口への林道はコーンが立ててあり通行止め
他に駐車する場所もないので、通行止めの案内板から50mほど先に止め
そこから3キロ、雪解けとともに崩れ落ちた岩が転がる林道歩きからスタート
今日は周回ルート、登りも下りも渡渉が数か所あり、日によると歩けないほどだとか
その第一渡渉地点、水量も多いが、飛び石となる岩が苔むしていて
なかなかスリルのある出だし
トレイルは、雪解け直後であることも影響してか、やや荒れぎみだ
そもそも、登山者の数が少ないのではないだろうか
巨大な倒木や、トレイルがごっそり崩れているところ
そんな箇所が点在し、その都度高巻きや、潜ったり
ちょいと一休みも出来ない急登が続き、90分ほど、暑さで疲れ始めたころ
九十九折れになっているトレイルを外してしまい、誰かの踏み跡に誘われ
とんでもない急斜面をトラバース、そして突然消えた踏み跡に、灌木を掴み四つ這いになり
どうにかトレイルに復帰する、こんなにヤバい状況は久々だ
ルートロスした場所から先は残雪の藪
ここは先人のトレースを踏みながら、上り詰めると、やっと稜線に乗っかりホッとする

シシゴヤノ頭は360度の大展望だ
谷川主稜、平標山、仙ノ倉山、万太郎が並ぶ
柄沢山から巻機方面
そして、上越のマッターホルンだ
シシゴヤノ頭からの稜線歩きは、こんな大展望に囲まれたご機嫌なハイク
1544m地点分岐、これを南下すると谷川岳へと続く
地図で確認すると、蓬峠はすぐそこ、ヒュッテはその鞍部にあるようだ
この憧れの馬蹄形ルート、少しだけ歩いてヒュッテまで、と思ったが
情けないことに、まだ暑さに慣れていない体は疲労困憊で諦める
そして北へ登り始めると、ゼブラ模様が近付いて来る
そろそろ一休みしたいが、七ツ小屋山のピークは、すぐそこに見えているのに遠く
ピークへの最後の詰めで振り返る
今見えている、この辺りが馬蹄形ルートの核心部ではないだろうか

しかし、蓬峠からの登り返し、というか、あの大きな山塊はなんだ?
茂倉岳、武能岳あたりが固まって見える姿、こんなところ登るのか
山名板のないピーク、柱だけの姿は少し寂しいけど
巻機山、平ヶ岳から尾瀬へと続く上越国境が白く輝く姿が素晴らしい
やっと涼やかな風を受け座り込み、迫り来るようなゼブラ模様を堪能するも
今日の主役であるマッターホルンを登るには、こんなにも激下らなければならず
いきなり戦意消失状態
足元の見えないヤブの中を滑るように下り、それだけで体力を削られたところに
陽射しを遮るものは何もない岩登り
ピークでは、その展望を味わう余裕もなく
一分でも早く日陰に入りたく、逃げるように下山開始
ところが、なかなか日陰は現れず
この季節だと、ペットボトル3本で充分なはずなのに、予備の4本目もなくなり
沢まで下りきったところで、頭から水を浴びてクールダウンし
岩の間から湧き出ているようなところから水分補給すると、どうにか生き返った
上越のマッターホルン、大源太山は、なかなかに手強い周回ルートだった
でも、そのピークを踏んだことに、達成感もなく
ただただ、上越国境のゼブラ模様が美しく、そして馬蹄形への憧れが強まるばかりだった

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