■山行日:2022年10月16日
■山:浅草岳
■目的:越後の紅葉
■ルート:ネズモチ平(05:30)-浅草岳(07:45)-嘉平与ポッチーネズモチ平(10:15)
9月末、平ヶ岳へ登ったときのこと
地元新潟の方と会話する機会があって、この山域のこと聞いているうちに
「紅葉はどこも綺麗だけど浅草岳は特に綺麗、何より歩きやすい」
そんな耳寄りな情報を得ることが出来た
やはりこの手の情報は地元の生の声に限るな、ってことでこの日を待っていた
平ヶ岳までのアクセスは長く、そして細くグネグネ道で
登山口へ着く頃にはほとほと疲れ果て山行にも影響するほどだった
その記憶も新たな新潟行きに多少の不安を抱いていたが
ネズモチ平登山口は最後の数百メートルがややダートなだけで
一般的なカーブのある林道レベルでほっとする
真っ暗な駐車場からは満天の星空
こりゃ明日は楽しみだ、と2時間の仮眠を貪ると
車窓の外は赤く染まり、慌てて用意をすると朝焼けの下歩き始めた
駐車場からは林道の延長のような道を7-8分進むと分岐点
直進すると桜曽根、左手に進むとブナ曽根コース
今回は定番のブナ曽根から登り桜曽根から下る周回とした
分岐から直ぐ、足元の小石が朝露に濡れて滑りやすく
特に渡渉ポイントの前後は粘土質でつるつる
泥濘な箇所も多く、足元に気を取られながら進むうち
ふと振り返ると朝靄の向こうに大きな山が立ちすくむ
あれが守門岳だな?思ったよりも大きな姿に見とれてしまう
守門を振り返りながら進むと右手の紅葉樹林越しに小ピークが見える
地図を確認すると稜線上にある前岳と嘉平与ポッチだろう
渡渉ポイントからの急登で一気に登った感があり
やや勾配が楽になったころ、トレイルは黄葉に染まった
その黄葉のトンネルをくぐり、拓けた場所で振り返ると
守門を囲んでいた朝靄は雲海へと広がり
それがゆるやかな滝となって峰々を流れて行く
その滝は守門岳の裾野からこちらへ向かってやって来る
こうして見とれているとやがてあの雲海に飲み込まれるのではないだろうか
ただ立ち尽くすしか無かった
雲海と滝雲に吸い込まれる前に登ろう
前岳分岐まで詰めると、あとはなだらかな稜線だけ
浅草岳方向へ進むと目の前が真っ赤!
ピークへと続く早坂尾根が赤く燃えている
もうピークは目の前に見えているのに
その赤く燃える稜線に向かって何故か急ぎ足になっている自分を笑う
そりゃ気も逸るさ、こんな色の稜線なんて
ピークへ続く木道から外れる踏み後を見つけると後を追う
すると稜線の際、足元は崖状態のところから目の前に燃える巨岩が迫る
なんだこの岩壁は!
あぁこれが鬼ヶ面なのか
なんと上手く表現したものだろうか、確かにこれは鬼の面だ
その迫力ある鬼の面が赤く燃え
足元にはやはり雲海が沸き上がっている
もうどこを見ても燃える赤と流れる白、そして青い空しかない
もう何だか三段紅葉に魂を抜かれた状態で
山頂まではとぼとぼ歩き
だって、もう最高な景色は見てしまったんだから
ピークは人が居座ってて写真も撮れそうにない
なーんで山名板の下でランチとかするんだろうなー
この手の残念なヒトが居るとそれだけで景色も霞んでしまうよ
山頂の先へと進むと、足元の雲海が少しづつ流れてゆく
そして散り散りになって雲の欠片になると、その下には何かが現れる
やがてそれが湖だと分かる、地図を見ると田子倉湖だった
あぁこのシーンも素晴らしい
人が多くなり始めた山頂を早々に後にする
きっといちばん素敵なシーンに出会えただろう
そんな満足感に満たされながら木道を下って行く
と、この先の周回路に陽が当たり輝き始め
振り返る早坂尾根もさらに染まって行き
その姿に思わず声が漏れた
燃えてるぞ
本当に山が燃えてるぞ
周回路を前岳分岐を過ぎたところ、南に踏み跡が残る
どうやら鬼ヶ面への縦走路のようだ
そこへ足を踏み入れ先を望む
あの縦走路の奥に並ぶは越後三山だろう
こんな姿を知っていたら鬼ヶ面ピストンをしてみたかったぞ
































コメント
コメント一覧 (4件)
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かなり昔に紅葉の浅草岳に登りましたが、田子倉登山口からでした。真っ赤な草紅葉と紅葉のマーブル、懐かしいです。
そうそう、その時鬼ヶ面の岸壁にも圧倒されました!
滝雲、確かここは荒沢岳・枝折峠の滝雲が有名ですよね・・・ 一度でいいから見てみたいんですが、早朝登山の特権なのかな?
ヒメサユリの時期に鬼ヶ面に登ったこともありますが、北からのルートだと鬼ヶ面を超えて南岳までが沢山咲いてます。切れ落ちた所も沢山あるので慎重に歩かないと危なかったような・・・ (^^;) 0
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GRIさん
田子倉登山口ですか、なるほどGRIさんはそちらの方が
アプローチしやすいんでしょうねー、改めて検索するとネットにも
山行記録がいっぱいありました、このエリア知らないので参考になります。
そうそう、これも知らなかったのですが滝雲のメッカらしいですね
ヒメサユリと残雪と青空と、そして恐ろしい鬼の面、想像するだけで
にやにやしてしまいますー^^ 0
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こんばんは。
私もかな~り前に浅草岳に登ったことがありますが
その頃は会津の山に通っていた時だったので
私の中で浅草岳は「会津の山」だったものだから
スロさんが「目的:越後の紅葉」と書かれているのを見て
一瞬「んっ?」と思ってしまってました。
県境にあるんですものね、越後の山でもあるわけでした(^^ゞ
↑ GRIさん、横から失礼しますが…
私、枝折峠から越後駒に登った時に滝雲見ましたよ♪
本当に素晴らしくて、もう駒に上らなくてもいいかも
なんて思いながら見とれてたの思い出しました。
https://sorairo02.exblog.jp/21949975/ 0
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palletさん
えーっとですね
私の山域の定義はかなり怪しくて(^^;)迷ったときはいつも参考にしている
山の天気予報サイトであるヤマテンに倣ってたりします。ちなみにヤマテンの
エリア定義では平ヶ岳・巻機・景鶴は(尾瀬・谷川)で浅草岳は(新潟)
なので、私の中では新潟の山でして、そこにあまり意味はありません(^^;
越後駒の記事も拝見しました!Palletさんのおかげで、またまたこの山域の
初夏の風景に惹かれてます(^^) 2