MENU

雪の滑走路 平標山 2024′



■山行日:2024年02月18日
■山:平標山
■目的:がっつり雪山
■ルート:駐車場(08:00)-松手山ー平標山(12:30)-駐車場(15:40)
去年の冬のこと
これまでで最も美しいスノーハイクとなった記録




雪の平標は数年前から狙っていた
しかしこの山域の冬の天候は大きなハードルとなり
なかなかチャンスに恵まれずに毎シーズン諦めていた

そんなとき、きっと明日が今シーズン最初で最後のチャンスでは?
そう思える予報の週末を迎え、高速を飛ばした


駐車場から歩き始め、登山口ですぐにアイゼンを着ける
いきなり始まる急登に、すぐに息があがってしまう
樹林を抜け、ふり返ると苗場が輝いている
ちょうど今、あの苗場の麓にあるプリンスホテルで
ユーミンの伝説のライブ Suerf&Snow が公演中だったことを思い出す
ふふふ、そうか、今あのユーミンを見降ろしてるんだ
90分ほど黙々とトレースを追って四合目
尾根の右、南側に雪庇がせり出し始めた
霧氷の梢が風に揺られては、はらはらと舞い落ちる
その音の心地好さにしばらく舞い落ちる霧氷を仰ぎ見ていた
ふと気づくと、辺りは薄い雲海に包まれていて
平標はその雲の海に浮かんでいた
なんと美しい光景だろうか
何度も脚が止まり、何度もシャッターを押し
ただでさえ遅いペースなのに、ぜんぜん前に進まない


後続のハイカーにも先を譲り
今しか見ることの無い風景、奇跡的ともいえる風景を飽きずにカメラに収める



松手山を過ぎた頃から
薄い雲海もどこかへ消えたようで、冬空がさらにクリアになってゆく
仙ノ倉尾根から万太郎
振り返ると火打、妙高の向こう遠くに日本海
そして苗場の稜線の向こうに白い稜線が尖っている、北アルプスだ!
山頂からは見えることもあるはずだけど、こんな所から、しかもクリアに見えている
それだけでハイになり、松手山までの急登でバテた脚も軽くなる
妙高、火打、万太郎、巻機山と、どこを見ても名峰が空に浮き
こんな景色の中を歩いていることに疲れも飛ぶが
目の前に最後の急登を望むと気が引き締まる


その最後の急登をどうにか登り詰めると、目の前には仙ノ倉への稜線が待っている
本当はあそこまで行きたかった、でももう今日は無理だ

いや、もうきっと今の自分にはこの雪の上を
あの仙ノ倉まで行ける体力はないんだろうな、としみじみ




いや、仙ノ倉まで届かなかったくらいで凹むことないさ
北アルプスと日本海まで見通せる奇跡的な一日を歩けたんだから
と、自分に言い聞かせながら
目の前に広がる広大な風景にただただ見とれていた




2024年2月
最も美しいスノーハイクとなった日のこと


<備忘>
トレッキングポールだけの装備で登ったが
登りでは黙々歩いていて気付かなかった松手山前後の下りでは
その雪面の角度に今さら怖気づき、片方のスノーバスケットを外し
雪面に射し込みながら、一歩一歩慎重に慎重に下ることになったことを猛省
やはりピッケルは必携である。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • SECRET: 0
    PASS:
    久しぶりにコメントします。
    前日土曜に平標山乃家避難小屋で夜を過ごし、2/18日曜の早朝5時半に平標山頂を経て仙ノ倉山で日の出を迎えました。
    松手山ルートではなく、ヤカイ沢ルートであれば仙ノ倉山日帰りも可能だと思いますよ。
    次訪れる際は、是非ヤカイ沢ルートで仙ノ倉山を目指してください!仙ノ倉から望む主脈越しの谷川岳は圧巻です!! 0

  • SECRET: 0
    PASS:
    フルシンさん
    なんと!あの劇的なシーンを目の当たりにされてたのですね!
    私の歩いた時間帯でも美しい雲海だったので、早朝はどんなだったろう?
    と、気になってヤマレコをチェックしたら、フルシンさんの記録ほどでは
    ありませんが素晴らしいシーンの数々に妬ましく思ってました^^;
    ヤカイ沢でショートカットしただけじゃ、あのシーンには遭遇出来ないですねー
    となると前泊かぁ、、、いえいえ、やっぱハードル高いです(涙)
    コメントありがとうございます♪ 0

フルシン へ返信する コメントをキャンセル

目次