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裏銀座逍遥 鷲羽岳

■山行日:2025年09月24日
■山:北アルプス裏銀座山域
■目的:裏銀座逍遥
■ルート:野口五郎小屋(06:00)-水晶小岳(10:00)-水晶小屋ー鷲羽岳(13:00)-三俣山荘(14:30)
水晶小屋でスポーツドリンク休憩のあと
ワリモ北分岐へと下る
鞍部の草原から見上げる薬師の姿が凛々しい
前後しながら歩くソロの山ガール
立ち止まっては地図を片手に確認していて、今時にしては珍しいと感心
ワリモ北分岐
ここから、水晶池を経由して高天原へのルート、祖父岳へのルート
そして、黒部源流へと分岐する、このエリアでは重要な分岐点
二日後の今頃は、この坂を汗かきながら登ってるだろう
ワリモ北分岐からワリモ岳(漢字では割物岳)を登る
この山は通過点的な存在ではあるが、離れて見るとなかなか個性的な山容だ
槍がどんどん近付いて来る
一度しか踏んでいない鷲羽だが、山頂では槍と対峙する格好になることは覚えている
ワリモ岳は花崗岩が崩れた砂礫にザレていて、登りも下りもスリッピー
鞍部ではワリモ沢からの冷たい風が吹き上がる
一瞬の涼風を受け、登り返すと鷲羽岳だ
振り返る水晶岳
手前の、にゅっと尖っているのがワリモ岳、やはり個性的だ
北側はこんなに切れ落ちていて、足元はスリッピー
水晶と薬師の間に座っている姿は、鷲羽岳からしか見えないだろう
立山へと続く美しき稜線
360度のパノラマを堪能している間に、黒部五郎から流れて来たガス
今、まさに槍が隠れようとしている、その瞬間「あ!あぁ~」
声に振り返ると、先ほどの山ガールがカメラを手に、残念そうな顔
いやいや、雲があるからこそ、空の青さ、山の黒さが際立って見えるんだよ
なぁんて、声に出すと老害じーさんになるから言わないけどさ
振り返ると、14年ぶりとなるこの山頂
槍の近さも、足元の鷲羽池も、見渡すパノラマも、何も、何も変わっていない

そのことが嬉しくて、ふと思い立ち、最近はあまり連絡も取っていない
14年前に一緒にこの山頂に立った山友に、一枚の画像をスマホで送信した
すぐに流れ消えると思っていたガスは、やがて大きな雲となり
黒部源流を覆い始めた

そのシーンを見守りながら、14年ぶりとなる鷲羽岳山頂から
ゆっくりと三俣山荘に向かって下り始めた
懐かしき山友の笑顔を想いながら

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