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南アルプス大展望 山伏


■山行日:2023年04月9日
■山:山伏(やんぶし)
■目的:南アルプス大展望
■ルート:西日影沢ルート
     駐車場(07:10)-山頂(10:20ー(11:40)-駐車場(14:00)


今、キャンプを中心としたアウトドア派に人気のオクシズ
(静岡の奥でオクシズだそうだ)
もちろん我ら山ヤにとっては南アルプスとなるわけだが
その南アルプスの大展望をすぐ近くに目にすることができる山が
そのオクシズにあるってことで、のこのこと遠征した
ナビの案内に騙されて30分ものロスタイム
6時半には出発したかったが駐車場を出たのは07時
河原に沿って道幅の広い林道をとぼとぼ歩くこと20分
西日影沢を渡渉したところから登山が始まった
大小いくつかの渡渉を繰り返しながら
ほぼ平坦に感じるトレイルをだらだらと歩き続ける
ときおり薄暗い植林の影にミツマタが残っていたり
小さな滝が流れていたりするが沢筋のルートだけに
展望も何もなく単調なトレイルが続く

そんな単調なトレイルに、3名の女性がしゃがみこみ話しこんでいる
その様子をのぞき込んでいたら、リーダー風の妙齢のご婦人から
「お花の写真撮らないの?」と声を掛けられるが、正直花への興味は少ないので
はぁ・・・としか反応しか出来なくて、その反応に不満らしきご婦人が宣うには
「今しか咲いてないお花たちなのよー」と、呆れたようなリアクション

そう言われてもですね
そんなご婦人たちは花談議に盛り上がり進もうともしない
もしかして今日は山頂踏まない?お花目当てですか?と問うと
「南アルプスも富士山もいつでも見えるのよ~でも花は今だけだから~」
なるほど、そんなスタイルのハイクもあるんだな
これ以上付き合ってたらピーク踏めないので
適当に相槌売って先に進むけど、確かに足元にはいろんな花たちが笑ってる
沢筋にワサビ田が段々畑状態に重なっていて、作業する人の姿も見える
こんな山奥でひとりで黙々と作業される姿に頭が下がる思い
南アルプスの水で育ったワサビ、さぞかし良い香りだろう
ワサビ田を過ぎると見上げるほどの巨岩(その名も大岩、ってそのまんま)
その大岩を右手に反れてすすむと、ちょっとした滝が流れていた
さすがに南アルプスだけあって水量が豊富だ
小さな滝でも大きな音でどんどん水が流れ落ちて行く様に見とれてしまう
その雪解けの水を糧に木陰にひっそりと咲く花たちの姿
たしかに可愛くもあり、小さな命の不思議すら感じさせてくれる
あぁ、なんだか早くもご婦人たちに感化されてるじゃないか
なんども渡渉を繰り返しながら西日影沢を詰めて行く
花たちが笑うエリアを過ぎると徐々に九十九折れの登りとなり
やっと登山らしくなると植林を離れ、季節外れの陽射しに汗が滴る
その九十九折れも途切れると山崩れした斜面をトラバース
そこはネットで危険個所とされていたが、慎重に歩けば大丈夫
そのトラバースを過ぎたところがベンチのある蓬峠だった
蓬峠からいよいよ急登が始まる、まだまだルート中間地点だ
その急登を汗かきながら進むと右手、谷を超えた向こうに
異様な稜線が見えて来る、あれが大谷嶺の大谷崩れだろう
ここへ来るまで「日本三大崩」なんて聞いたことも無かったけれど
確かにこちら側から見ても大きく崩れているのが分かる

このルートから山伏山頂を経由して大谷嶺を周回出来るようだけど
かなりの難ルートになりそうだ
何度も繰り返す九十九折れをとぼとぼ歩いていると
やっとフラットになり、分岐点の指標があった
百畳峠との分岐だ、その峠からだとここまで最速で歩けるようだ
分岐を過ぎると突然目の前が広がり木道が現れる
その木道に沿って進むと先ず富士山が
なんだ、いたんだそこに
その富士山ビューを背にして振り返ると
今日の目的であった山頂からの南アルプスビュー
はぁ、、、とため息しか出ない展望だ
しかし、駐車場に居た車の数と山頂のハイカーと
アンバランスなのは何故だろうか?
もしや、皆さん周回ルートかもしれない
ひとしきり展望を楽しむと、今日はじめて腰をおろして休憩
そして深夜に自分でこさえたお弁当でランチ
陽射したっぷりで肌はヒリヒリなのに風の冷たいことったら
お弁当食べてる指先がかじかむほどの寒さに
今さらながら2000mオーバーだったと思い出す
ランチを終えても去りがたし展望
上河内岳、聖岳、赤石岳、荒川岳
南アルプス主峰群たちの姿に惚れ惚れ
そして、その手前の笊ヶ岳の大きさと険しさに圧倒され
どんどん冷えて行く指先を息で暖めながらも立ち尽くす山頂
その風の冷たさに、さすがに耐えきれず
かと言って半Tシャツの若者の隣でダウン着るのも憚れて
もう帰ろうか
下山路でも野花たちに癒されて
あぁ、でもこんなマクロっぽい写真撮ったこと無いから
なんだか難しいぞ、とか言いながらしゃがみこんで花と会話
南アルプスの清流と、その流れに育まれたお花たち
そして主峰群の大展望に魅せられた山
山伏と記して(やんぶし)
その名の由来も知らぬまま
惚れちまったぜ山伏





		

コメント

コメント一覧 (6件)

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    こんにちは。
    最初の一本丸太橋見たところで「こりゃダメだ」と思ったんだけれど、
    ここってハイキングコースなんです…ね?
    いいところねぇ、いつか行ってみたいです。
    でも、クルマがないとダメかなぁ。
    梅が島温泉はずっと前に七面山から縦走していったことがある
    あの梅ヶ島かなぁなんて思いながら読みました。
    いよいよ登山シーズン、みなさんのレポとっても楽しみです。 0

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    palletさん

    丸太橋ですか?いえいえ怖そうに見えるかもしえれませんが
    ぜーんぜん大丈夫、もちろん水量の多い日は怖いかもしれませんが
    何度かある渡渉は慎重に歩けば大丈夫な登山ルートですよ^^
    そうです!その梅ケ島温泉ですよ、七面山から縦走って
    さっすがpalletさん!なんだかこのエリアどんどん気になってます(^^;
    レポが楽しみなんて、おっしゃらずに歩きましょうよ^^ 1

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    ここに咲くんですか!キバナちゃん。
    一度も見たことないので、それは見に行ってみたい!(って山じゃないんかい)
    でもやっぱりアクセスがね・・・姪っ子が駿河区に嫁に行ったから連れてってとせがんでみようかしら・笑
    山伏、眺め最高のお山ですね。
    スロさん、さすがよく色んなところご存じで。

    1

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    静岡の奥でオクシズがキャンパーに人気なのですか。
    オクシズ、なるほどカッコいい響き、覚えとこ。
    スロさんが歩いたオクシズ。
    西日影沢から山伏ハイキングコース。
    4/9と言えば、あの寒波のあとの好天の日だ。
    南アルプスも富士山も
    わぁ、、、雲ひとつない。
    はぁ、、、とため息しかでない。
    良い日だよねーー
    富士山見るの最高に良き選択だわ。

    キバナハナネコノメ、
    普通に見たことあるような
    キバナではないような、、、、
    どっちなんだろう、気になってきました。 0

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    cyu2さん

    キバナちゃん?ですか?
    すみません、情けないことに花の名前ぜんぜん知らなくて(^^;
    良い山でしょ?アクセスもそうですが、ここも1200m登らされ
    ますからねー、最初がゆるいぶん、最後は急登なのです
    ぜひお花の季節に(覚悟して)行ってみてくださいなー

    >スロさん、さすがよく色んなところご存じで

    えぇそりゃもう、毎日ネットで学習してますから(^^
    0

  • SECRET: 0
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    yakoさん

    そうそう、寒波と言うかちょっと冷え込んで雨が降ったのね
    その翌日だったから、きっと空もクリアかなと思って
    狙って来たら大正解でした(^^)
    キバナハナネコノメ?なんだか呪文のようで何のこっちゃですが
    気になったなら行きましょう!yakoさんちからでも
    そんなにも遠くないかと、1200mの急登です(^^ 0

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