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冬の丹沢主稜へ 蛭ヶ岳・檜洞丸

■山行日:2020年02月06日(木)-07日(金)
■山:塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳・檜洞丸
■目的:雪の丹沢縦走
■ルート:登山口(09:30)-塔ノ岳(13:00-14:00)-丹沢山(15:20)
     丹沢山(07:00)-蛭ヶ岳(08:45)-檜洞丸(12:50-13:50)-西丹沢自然教室(16:40)

清潔で居心地もよく、そしてご飯の美味しいみやま山荘
山小屋でこんなにも熟睡したのは久しぶりだ

朝食は、炊き込みご飯、お味噌汁が美味しくてお代わり
ランチ用にお願いした弁当を受け取ると、ずっしり重く、中身が楽しみ
さぁいよいよ主峰である蛭ヶ岳へ
山荘から蛭ヶ岳方向へと、先ずは下りだ
西からの風は、容赦なく吹き付けて
まだ出来上がっていないカラダには冷たく厳しい

コルまで下り、登り返し、やはりアップダウンは続く
カメラを出すのも困難なほどの強風は止まず
トレイルはどんどん凍て付き
足元の雪は表面が腐っていて嫌な滑り方をする
登り返して不動ノ峰、棚沢ノ頭
小刻みなアップダウンと止まない強風
ペットボトルは凍り、霧氷が現れ始める
ごうごうと鳴る風音
ときおり真っ白となる視界
鬼ケ岩ノ頭の岩場、ここで既に鎖が凍て付き
グローブ越しでも、その冷たさに声が出る
最後の登り返しを過ぎ
やっと目の前に小屋が現れた、蛭ヶ岳だ

すぐにチェーンスパイクを脱ぐと小屋に逃げ込み
仄かに火の残るストーブを抱くように座り
小屋のコーヒーを頂くと、やっと生き返る
こんなにも指先まで、かじかんだのは久しぶりだ

小屋を後にすると、雲の間から陽射しが現れる
さすがに、丹沢山までとは違って雪が多く残っている
さぁここからの下り、ここが核心部だ
なるほど、こりゃかなり下る、しかもけっこうな激下りだ
先が落ち込んで、見えないじゃないか

そして
霞むトレイルの先を追うと、このアップダウンのキツさに萎える
本当だ、鎖は雪に、いや氷に埋まってる
うーむ、舐めてたな、このコンディションだと
チェーンスパイクじゃなくて、ちゃんと前爪のある
アイゼンじゃないとマズかったな
強風は止む気配もなく視界も真っ白
ストックの先をアイス状態の斜面に刺して下る
これって、これってマジな雪山じゃないか
こんな状況で300m以上も下るのかよー
風に向かって大声出しながらも気分はハイだ


ふと気づくと、一瞬だけ富士山が雪煙の向こうに
痩せ尾根を下りきると、また登り返し
尾根がやや広がったミカゲ沢ノ頭でやっと小休憩
振り返ると、蛭ヶ岳
当たり前ではあるが、南方から見るのとは違って
まだらではあるが、しっかり雪が付いている
あぁこの姿いいな

すぐそこに相模湾がある山とは思えない深さに
しばし見とれてしまう

さらに続くアップダウンに辟易しながら、臼ヶ岳ピーク
そこから深く下り、神ノ川乗越は1250m、ってことはだ・・・
蛭ヶ岳から400m以上?下ってるんだ、そしてここから
再び400m近くの登り返し?なんて縦走ルートだよ
さぁ最後のアップダウン金山谷を過ぎると最後の詰めだ
檜洞丸には青ヶ岳山荘がある、暖かなストーブが待っている
と、もうラストスパートな感じで進むが、この最後の詰めは
最強にキツく、ラスト200mほどは、何度脚が止まったか
最後のハシゴを登りきると、やっと青ヶ岳山荘
しかし、そこは底冷えのする無人の小屋だった
どうやら週末だけ、管理人が常駐するシステムのようだ
あぁ、暖かなストーブも缶ビールもナシか
素朴ながらも、きれいに清掃された小屋は居心地も良く
受付の壁には若き日の浩宮様のポートレイト
きっと学生の頃ではないだろうか、すてきなお写真だ
歴史を感じさせるテーブルで、みやま山荘の弁当を広げる
この包み紙が、なんとも味があるぞ、どれどれ
なんと美味しそう「生姜焼き弁当」だ!

窓の外はまだ強風が鳴っていて、空はどんどん暗くなる
ストーブは使わずとも、山荘の中は外気から守られて
温かなスープと美味しいお弁当で、しばし、ほっとする
充分に休息をとると、真冬の外へ
さぁ後は下るだけ
ここから1100m下りきって、西丹沢17時のバスだ

天気も怪しいのでカメラをザックに収め
最後にもう一度、塔ノ岳からの稜線を振り返る
塔ノ岳から丹沢山、蛭ヶ岳への稜線
あぁこの稜線・・・
たいした距離を歩いたワケじゃない
難易度が高い山じゃない
でも、でも何だろうかこの充実感
誰一人歩いていない雪の上を風に吹かれながら
ただ黙々と歩き、この山地の深さに浸った二日間
あぁ、オレまた丹沢山地に惚れてしまったよ
もう陽の陰り始めた階段トレイルを
今度はどのルートを攻めようか
ワクワクしながら1,100mとぼとぼ下った

コメント

コメント一覧 (1件)

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    鍵コメさま

    >ここは「主脈」じゃなくて「主稜」の方かと思います

    ご指摘ありがとうございます
    もっと覚えやすく、かつ分かりやすく
    「北稜」と「西稜」みたいになりませんかね~
    とか言って過ちをごまかしたり(^^;)
    さっそく修正しました、ありがとうございます^^
    0

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