
奥多摩エリアはあまり歩いたことが無い
今回の目的であるまったり温泉、行き先はもちろん
丹波山村の名湯山小屋である「三条の湯」だ
ここだけは、2017年の初秋に歩いている
あの山仲間たちとのハイクは暖かく楽しく、心に残るものとなっている
その2017年は丹波山バス停からサオラ峠へと登り
紅葉初めの森を歩いたっけ
今回は温泉がメインなので、お祭りバス停から直接三条の湯へ
最短ルートで行こうとも思ったけれど、林道歩きは面白みに欠ける
そこで、はたと想い出したのが、このルート
丹波天平(たばでんでいろ)だった
サオラ峠から東へ延びる広い尾根、その天平(でんでいろ)との
ネーミングが妙に気になっていたのだ
お祭りバス停近くに駐車して親川バス停まで一駅歩いた登山口からは
こんなところに民家があるんだ?と妙に感心しながら住宅脇の坂道から歩く
歩き始めて1時間ほどは植林の中、その向こうにはガスに煙る山並み
所々に炭焼きと思われる石積みの跡や、今や廃屋となっている民家がある
そんな植林を登り詰めること90分
思っていた通りの広い尾根に出たところ、丹波天平との指標があった
その指標の先には細いブナがまるで門のように立っている
これが入口なのか?なんだか良いカンジじゃないか
その緑の扉を静かに押して進んだ
なるほど広葉樹林が広がる尾根は新緑も美しく
天平とは詩的でもあり良く似合ったネーミングではないだろうか
その広い尾根はどこまで続いているのだろうか?と
不思議な感覚になるほど、フラットで広く長い
終日曇りの予報だったけど、天平に薄日が射して新緑が眩い
いちばん広く感じるところで三角点を探す
ここは丹波山のピークでもあるのだ
その三角点は、これがピーク?と少し笑ってしまうほど
小さく可愛い山頂だった
そのピーク辺りで腰をおろしてランチ
誰一人いない広い尾根
薄日射す空から降り注ぐハルゼミの鳴き声と
森の土の香りに包まれてお弁当を食べていると
なんだか世の中からひとり取り残されているような気がしてくる


丹波山頂からは尾根の広がりが狭まって行く
天平はもう少し続いて欲しかったな、と振り返りながら登る
少し登り詰めてサオラ峠、この先の森の美しさは記憶に残っている
倒れたままのブナの巨木さえ記憶通りのような気がする
そして森が開けるとお待ちかねの三条の湯
懐かしい場所だ
今日は「三ツ山」の間
だだっ広い相部屋は、密になることも無さそうで一安心
なんとベランダにはハンモック
いやいや、オヤジひとりでこんな所座ってる姿はちょっとアレだ
荷物をほどくと、さぁ目的の温泉へ













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