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今日の旅ごはん 木屋町湯豆腐と丹波口中華そば


冬の京都に来るなんて思いも依らなかった
あぁ、まだ「来る」って言ってしまうよ
いくら関東暮らしが9年目になってもさ、やっぱり関西は帰るところなんだ
ひと仕事終えて、ホテルにチェックインすると
さぁ京の街へ
同行のA女史は、自称京都通、彼女のお薦めは木屋町の豆腐懐石「豆水楼」
これまた路地裏にあって粋な店構え
さっそく、京ならではの雅な逸品が並ぶ
最初は「えぇ~豆腐かよぉ」なんてボヤいてた同期の江戸っ子さん
ヒトサラ、ヒトサラの美しさと美味しさに、微笑み始める




大正時代の町屋をそのまま維持しているお店
綺麗な着物姿のお姉さんに、よそって頂く湯豆腐
窓の外には鴨川の流れ
そりゃ綺麗だよ
そりゃ美味いさ
そりゃ酔いも廻るよ




〆の炊き込みご飯

東京生まれ東京育ち、生まれてから一回も住所が変わっていないと言う江戸っ子
そんな彼もハイテンション「これ旨いよ!」と唸り
「なんで、こんなに薄味なのに美味しいんだ?」
その反応に、なぜか誇らしくなる
これぞ関西の出汁ですよ江戸っ子さん




さぁ、どうしましょ
じゃ、ちよこっとだけ行きましょか





なんて、オトナのお付き合いも終わると、深夜
ちょいと小腹も減ったし、さぁどうする
タクシーで京都駅前のホテルに戻る途中、あるお店を想い出す
「運転手さん、丹波口寄ってください」
やってるかなぁ、今もあるかなぁ
と、そわそわ
すると、あった、あったよ、あのお店





あぁこの湯気の香り
いや、なんてことない中華そばなんだけど
30代、京都のあるクライアント先で、ほぼ軟禁状態だったあの頃
ハラスメントなんて言葉も無く、誰も助けてくれなかったあの頃
今思い出しても泣けてくるほど、サラリーマン人生で最悪だったあの頃





深夜にこのお店に抜け出して
この湯気の暖かさに助けられたよ




あれから京都は鬼門として
よほどのことが無ければ立ち寄ることはなかった
でも
でももう昔の事さ
美味いよ中華そば
湯豆腐懐石よりも、美味しかったよ





また来ようかな
京都



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