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丹沢なごり雪 塔ノ岳

■山行日:2025年03月09日
■山:塔ノ岳
■目的:雪景色
■ルート:大倉BT(06:40)-鍋割山稜ー山頂(10:40)-花立石ー大倉BT(13:30)


昨年からあたためていたプラン
東北の雪山へワンデー弾丸ツアーを決行する予定だったが
新幹線トラブルで、はやぶさとこまちが連結できなくなり、敢え無く中止に・・・
今シーズンでいちばん楽しみにしていたので途方に暮れ(どうしてくれようJRめ!)
なんとなく思いついた代案は、蓼科でも行ってみるか、と半ば投げやり
そんな適当な思い付きで2時半に出発するはずが、例によって目覚めると5時
いやいや俺には丹沢があるじゃないか、きっと待っててくれてるよ丹沢が
なんて調子の良いこと言って大倉まで高速をすっ飛ばして歩き始めると
本当に待っててくれたのだ、真っ白な雪化粧した丹沢が待っててくれたのだ
あぁ丹沢、オレの丹沢(調子良すぎ!)
大倉山の家からでもその白さが分かるほどの積り具合に
東北弾丸ツアーを断念した悔しさも消え去って
サクサク進む脚の調子良さに自分の事ながら苦笑い
駒止茶屋でチェーンスパイクを着けていたら、小屋から男性が出て来た
年に一度山仲間が集まって泊まらせて貰っているのだとか
その先輩が言うには、夕べだけで20cmは積もったのだそうだ
茶屋から徐々に登り、堀山の家では期待していた富士山は隠れたまま
いやいや、絶対待っててくれてるさ富士山も
(ったく、ほんと調子が良いもんだ)
堀山の家から先、これこそ大倉尾根の登り
岩稜の階段を汗をかいて詰めると、だんだんガスが流れはじめ
やがて隠れていた富士山も、現れては消えを繰り返すようになる
そして、屋根の雪下ろしをしている花立山荘(初めて見た!)を過ぎると
もう少しで姿が現れそうな富士山が!あと少し上の雲が流れたら
しかし富士山より気になったものがある
それは真っ白な稜線、鍋割山稜だ
その霧氷の森の姿に、これは行かねば!と足早に金冷しから山稜へ進んだ


鍋割山稜へ一歩脚を踏み入れただけで世界が変わった
一瞬のうちに音が消えた
でも微かに何か聞こえる、、、あぁこれは霧氷が舞い落ちる音だ
いや、それは音と言うより、気配にも近く、肩に、手のひら、足元に
はらはら、はらはらと、陽にほどけては舞い降りる霧氷


その静けさの中に立っていると
ここはどこだ?大峰のカナビキ尾根?明神平から薊岳へ向かう森だろうか?
自分が今どこの山に立っているのか分からなくなってしまう錯覚
霧氷と青空のコントラストは、いくつもの山の記憶を呼び戻してくれる不思議


このまま大丸の小ピークまで登ろうかと思ったけど
たよりないトレースが残るだけの新雪、チェーンスパイクでは厳しくて諦めて
静かなる霧氷の回廊に立ったまま、霧氷の舞い降りるシーンを眺めていた


これだけ別世界のような霧氷回廊を楽しんだ後
もう山頂へは行かなくても良いかー
そうは思ったものの、富士山をこれ以上待たせるわけにも行かないぞ
と、勝手なことを考えながらサクっと山頂を踏むと
ほら、待てってくれたよ富士山(実際にこの後は雲に隠れてしまった)
しばし、富士山に挨拶をすると、喧騒から逃げるように下山した


そして、今シーズン最初で最後になるであろう
花立山荘のラーメンで身体を暖めてごきげんで下山していたところ
最後の一枚(↓)を撮ってると声をかけられた
なんと、このブログの読者の方で、我が山仲間たちのブログのファンでもあるそうだ
とても感じの良いご夫婦で、にこやかに話しかけて頂いたのは良いが
はじめてのことで緊張しまくって、とんちんかんな会話をした記憶しかない


そして下山後に山仲間のグループLINEにそのことを伝えると
「当然、写真とかとってあげたよね?」との一言に
写真どころか名前すらお聞きしなかったことに気付き、自分の気の利かなさに凹んだ
もしかすると、今日ここで待っててくれたのは、このお二人だったのかも
図らずも良き想い出となった丹沢なごり雪の日に


コメント

コメント一覧 (4件)

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    あの日一緒に写真を撮っていただいた者(👩)です。あの時は快く応じてくださりありがとうございました!
    いつかきっと丹沢でバッタリ出来る日があると信じて待っていた甲斐がありました😊
    でもいざとなると舞い上がってしまって、いかにこのブログの写真や文章が素敵か…など肝心なことをお伝えすることなくお別れしてしまったことを後悔しております。2人とも慣れてないもので…
    でもきっとまたお会い出来ると信じて…そのときはもっと色々とお話ができたら幸せです。 1

  • SECRET: 0
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    tomoさん

    >いつかきっと丹沢でバッタリ出来る日があると信じて待っていた甲斐がありました

    って、なんと嬉しいコメントでしょう!
    やはり、あの日私を待っててくれてたのは雪化粧の丹沢でも、富士山でもなく
    tomoさんご夫妻だったんですねー、いや、ほんと素晴らしき偶然です
    しかも、あんなにも美しいなごり雪の日にお会い出来たとはー
    ちなみにですね、「当然、写真とかとってあげたよね?」との突っ込みは
    お二人が大ファンであるbebeさんちのケーコさんからのものでした^^
    またいつか丹沢でお会いすることを楽しみにしてますね
    コメントありがとうございました! 1

  • SECRET: 0
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    じゃない方の者です。
    同じ風景を見てスロトレさんがどのように表現されるのか、とても気になっていました。
    私達がその記事の一部になることができて、二人ともニヤケがとまりませんでした!
    思い切って声をかけて良かったです。

    スロトレさんが撮る美味しそうなお弁当、湯気が立ちのぼる麺類の写真が大好きです。
    山仲間の皆様や素敵な奥様の近況を交えて、末永いブログの更新を願っています。

    本当にありがとうございました! 1

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    Wondertrekさん

    >思い切って声をかけて良かったです。

    こちらこそ、本当に嬉しかったですよー初めてのことで
    あわあわ状態で申し訳ありませんでしたが^^:
    ご夫婦でブログ見て頂けてるだなんてお聞きしたら
    頭の中真っ白になってしまって~
    でも、ほんと美しい丹沢でお会い出来て良かったですね
    ぜひ次のシーズンも雪の丹沢でお会いしましょう
    コメントありがとうございました! 1

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