夜明け前の関越道はマイナス2°凍結注意との表示
高速を降りて赤城山への山道を進む
やはりカーブの連続する、いわば道の等高線の詰まったところでは
路肩に数台が止まって身動きが取れない様子だった
ここにノーマルタイヤで来るなんて無謀だよ
おのこ駐車場に止めて一度外へ出たが、慌てて車内へ戻る
痛いのだ、寒さで痛いほどなのだ
ここは赤城山、昨日で大寒だもの、そりゃ寒いさ
それに今年は未だ丹沢を一度歩いただけ、まだ寒さに慣れていないと実感
そんな風にぼやいてばかりじゃ時間が過ぎるだけ
ゲーターを着けるとマイナス気温の外へ飛び出した
赤城神社では朱色の橋が架け替えられているようだ
その横を大沼から吹き付けて来る風に急かされて登山口へと進むと
皆さんかじかむ手に白い息をはきながらアイゼンを着けている
サクっとチェーンスパイクを履いて進む
相変わらずいきなりの急登、でもたった30分で振り返ると浅間山
なんだか近く見える浅間山
アンテナ山の左に富士山はいないけれど
八ヶ岳は薄雲の上に浮いている
なんと寒々しい風景だろうか
早くも下山のハイカーたちとスライドが始まり
あぁ聞くまでも無く今日の曇天だと展望は無いんだろう
そりゃこの天気だもの仕方ないさ、霧氷も期待できないかも
と、あきらめモードで俯きながら歩いていたら
いつしか目の前には凍てつく樹
その寒々しくも美しい姿に足早になる
焦った急ぎ足のおかげで息も絶え絶え
もうそこが稜線なのに、両膝に手を付きぜいぜいごほごほ
ふり返ると、薄っすら富士山
あぁ
こんな曇天でも霧氷の美しさったら
たった70分でこの霧氷に会えるなんて
赤城もズルい山だな
駒ケ岳分岐からは北、展望地へと進む
北、東は完全に雲の中で何も展望は無いが
西には谷川連峰が浮いて見える
曇天の空も、ときおり雲が流れて陽が射す
山頂に集うハイカーたちから青空を期待する歓声が上がり
一瞬でその陽も消えてしまうと歓声もしぼんでしまう
そんなことを繰り返しながら霧氷の背景がいろんな色に変化してゆく
そのシーンを飽きるまで眺めていた
駒ヶ岳を周回するつもりだったけど、この曇天だ
それに見下ろす周回路には霧氷どころか雪すら解けている様子
今日は山頂ピストンで良いかな
70分で登った山頂で70分居座って
完全に冷え切ったカラダが悲鳴を上げはじめた頃
薄暗い空から風花が散り始めたのを機に下山することに
遠征した割にたった3時間のハイク
しかも凍える寒さにこんな空模様
それでも雪の上をキュッキュと音を立て歩き
霧氷のはかなき美しさを眺める事が出来たなら充分さ
寒さも楽し赤城山
帰りはヨメさんリクエストのお土産を買いに渋川の街へ寄ると
住宅街の一角に人が立ち並ぶ姿に誘われて入った食堂
今どきラーメン400円って!?
久し振りに聞く上州アクセントと美味しいスープに
芯まで冷え切ったカラダがほどけて行った

























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