
夏休み、大阪へ帰った翌朝のこと
600キロの移動、それも途中で品川事務所で会議を挟んでの移動でお疲れモード
なのに、なぜだか朝早くから目覚めると、ふと思い立った
うろん、うろん食べたい、大阪のうろん食べたい
と、思った瞬間お腹が鳴った
単身赴任を始めてからリビングで一人寝を始めたヨメを起こさぬよう、そろりと家を出る
なんだか秘密めいた行為のようで、ミョウに胸がときめいたり、へへっ♪

一直線に向かったのはJR京橋駅から徒歩20歩
大阪が誇る立ち食い名店、その名も京橋浪花、どうよ、この商店街のムード
まだアーケードの灯りも無く薄暗い朝の8時前、ほら、もう串カツの名店
まつい店内にはジョッキ片手のオヤジが数名見えてるし
いつか、このまついに連れてってぇ~、とヨメが言ってたのは数年前
あれ?10年?もっと昔か?このエリアのOBPのオフィスに居た頃だよなぁ
きっと本人ももう忘れてるよ、もう時効だ時効
と、意味もなくまついの前を一度通ってから、目的である浪花に向かう
あぁ、この店構え、この甘いお出汁の香り
決めてるのだ、オーダーはもう決めてるのだ

天ぷらっ、細うどんっ
あいよ、天ぷら細イチーっ!

威勢のいい声と共に、鉢が出されるまで、わずか25秒
ハンバーガーがファストフードだって?このスピードには勝てないぞ
店先の長椅子に座って、一味をサクッと振ると、想像の3倍ほどの量が飛散する
あぁ、これこれ、蓋の穴がやたら大きいのだ、そして七味じゃなくて、一味
独特の甘みに、この一味がマッチして、あぁ、もう

ズルっ
あぅっ
ズルズルっ
店前の、いわゆる路面の長椅子で、一心不乱にうろんをすする私の目の前
涼しい顔した女子高生が自転車で横切る
酒屋の店員が、もう汗を滴らせながら台車を暴走させる
ワンカップ片手のおじいさんが、立ち止まって食べ終わるまで見守ってる
あぁ京橋
ふぅ。ごちそうさま
最高にウマかった、浪花うろん

京橋は ええとこだっせ グランシャトーが おまっせ♪
大阪人は誰でもこのCM曲を歌える、なんて言うけど、この先は覚えてないよなぁ
鼻歌まじり、ご機嫌で帰宅するとヨメが仁王立ちで待っていた
この続き歌えるか?
京橋は ええとこだっせ グランシャトーが おまっせ♪
アホちゃう?朝の早よから、何でグランシャトーやのん?
そんなん誰でも歌えるしっ
サウナでさっぱりええ男 恋の花も咲きまっせ♪
グランシャトーはレジャービル グランシャトーへ いらっしゃい♪
な?
さ、さすが生粋の浪花オンナ、完璧だw( ̄ー ̄)
なんて、感心してたら
想い出した!
お父ちゃん?朝っぱらからどこで、何してたんか知らんけど
京橋の、あの、ほれ、串カツのまつい?
あそこ連れてってくれる約束、忘れてへんやろな?
(´Д`。)

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