
毎年飲んだくれてばかりで、大菩薩嶺すら踏まないパターンが続くので
今年は必ず大菩薩か鶏冠山のどちらかを登るのだ、そう決めていたものの
当日の予報はがっつり雨、もうこうなると諦めも早い
小雨降る新緑の森を、鳥の鳴き声を聴きながらまったりハイク
優しい雨が森と我々を包んでくれ、心地好いほどしっとりと
3時間ちょいの雨ハイクで目的地、丸川荘へ到着すると
先ずは本日の主役でもある小屋番の只木さんへご挨拶
そして濡れたウエァを着替えたらさっそく乾杯
毎年のことながら、山仲間たちの手際の良さったら
あれよあれよという間にテーブルに広がる料理たち
まだ昼過ぎなのにもう大宴会
次から次へと
出るわ出るわ肴の数々、酒の数々
そんな我々を微笑んで見守ってくれる只木翁と薪ストーブ
気付けば夕暮れ
本日のメイン料理となる焼肉、その名も「只木苑」の始まり
お肉が大好きな只木さんと一緒に焼肉を食べよう!
そのために毎年お肉を仕入れ、丁寧に一人盛りを用意してくれる山友がいる
皆とテーブルについて、そのお肉を美味しそうに食される只木さんの表情は
この笑顔に会いに来る人たちがいるのも頷けるお顔
ほろ酔いも進んだ頃
今回初参加のAさんが思い出したように言った
「私の母も若い頃この山荘に立ち寄ったことがあると聞きました」
その言葉に一同から、えぇーじゃ今回親子二代で来たことになるんだ!?
と上がる歓声に、薪ストーブの火を調整する只木さんの背中が嬉しそう
里帰りした二台の丸鍋は今日もフル稼働
しゅんしゅんと音を立て米を炊く1号機と
薪ストーブの上でお味噌汁の具を煮る2号機と
どちらも幸せな湯気を出している
昨日の残り物と、只木さんの手によるとろろ飯
こんな贅沢な朝ごはんが山で頂けるなんて
優しき雨に包まれてやって来た山荘で
暖かな薪ストーブの香りに包まれた優しき一夜
山小屋を貸り切って焼肉パーティだなんて、そんなことが出来るのも
長年にわたり小屋に通い続けている山仲間たちと
小屋との信頼関係があってのもの
そんな関係がいつまでも続きますように
只木さん
また来年来るね






















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