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冬季限定尾根歩き 獅子ヶ鼻山



■山行日:2022年03月05日
■山:鹿俣山・獅子ヶ鼻山
■目的:冬季限定尾根を歩く
■ルート:リフトトップ(09:50)ー獅子ヶ鼻山(11:50)

このところネットで気になってる山があった、そこは冬季期限定
群馬県は上州武尊山のすごそこにある獅子ヶ鼻山だ
大きくせり出した雪庇の脇を、凍てついた樹林に沿って歩く
そのルートはなかなか興味深く、雪解けまでに!と狙っていた

関越を沼田で降りると、たんばらスノーパークを目指す
そう、今回のルートはスキー場からのスタートだ
意外と賑わっているゲレンデを2本のリフトを乗り継いで歩き始めた
前日のネット記事ではワカンは不要だったとのことで、アイゼンで歩き始めるが
場所によっては雪深く、今日はちょっと汗をかくかも?
8名ほどのグループの後ろに続いてのろのろ進む
先行グループを追い抜くため、巻き道トレースをパス
むりやり丘を踏み越えるとあっさりと鹿俣山ピーク
さぁここからが長い尾根歩きの始まり
樹林に沿って先を進み、ふり返ると雪庇と青空が美しい
せり出た雪庇の向こうには前武尊、剣ヶ峰が鋭く
数年前に歩いたっきりだが、なんだか険しそうに見える
このルートが気になったのは単に冬季限定だからでは無い
目の前に聳える上州武尊と、仙ノ倉山、谷川岳、朝日岳、巻機の連なり
平ヶ岳から燧岳、至仏に奥秩父の山たちと、まさに360°大展望なのだ
が、残念ながらもう春霞、しかも尾根の雪も解け始め
ちょっとタイミングが遅すぎたことが残念
とは言ってもこの景色だ
少々霞んでいようが素晴らしい
小さなアップダウンを超えると、いよいよ獅子ヶ鼻への尾根
その全容が見えてきた
ほんの二週前には雪で埋もれ、少しだけ出てる梢は霧氷で真っ白だった尾根
こうして雪が落ちても、まるで武尊へ届かんばかりに伸びる線は美しい
霞んではいるが、この双耳峰は燧ヶ岳だ
なんだ、この曲線美!
うねり気味に、そして鋭角に伸びる尾根の美しさ
雪紋の鋭さが、この大きな大きな雪庇を創り出した
風の力の大きさを物語っている
なんと楽しい雪庇歩き
いや、もとい!雪庇沿いの尾根歩き!
その雪庇、ぎりぎりのところに残るトレース
誰だよこんな危険なことしてるの?
よーっくみると三つの足跡
なるほど、野兎だ
お前たちは自由に闊歩出来て羨ましいぞ
尾瀬方向が少しだけ雲が流れ始める
さぁ、ピークに向かって最後の詰めだ
尾根を巻くトレースのアップダウンに泣かされながら
ふっと気付くと目の前は武尊
山名板も何もなく、その先は落ち込んだ断崖状態だった
上州武尊のピークに立つ、幾人かの影が見える
すぐ後ろを付いて来ていた老齢の先輩も追いつき
二人でこの展望に笑いあう
断崖手前、ぎりぎりのところに立つので写真を撮ってほしい
そうお願いするも先輩は、そんな危ないところダメだ!と怒られる
確かに、このピークらしき場所もほぼ雪庇状態で足元にはクラック
おとなしく先輩に従う
なのに、自分だけその先へ進み
こちらを振り返って手を振っている
なんだよ先輩め
いちばん危険なところに立ってるじゃないかと苦笑い
尾瀬方向は、また湧いて来たガスに消え始める
自分だけ尾根の先っぽで悠々と武尊を眺めてる姿にクスっと笑い
お先に下山した
この尾根歩き楽しいぞ
来シーズンこそは、もっと雪に埋もれ、樹氷の合間を縫って歩こう

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