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ドラマチック湿原 苗場山




■山行日:2020年06月27日(土)
■山:苗場山
■目的:累積標高差1,000+10キロ行程
ルート:祓川登山口((07:00)-山頂(11:00-13:30)-登山口(17:00)


一週間前の2020ナツヤマデビューが最高にご機嫌だった
それに味を占めて、も一度高層湿原狙い
天気予報的にはいまひとつだけど
高層湿原、それも高低差1,000オーバーを歩きたい
となると、苗場山だな
さぁ、今週もがっつり歩くぞ

深夜に自宅を出て都内を抜けて関越自動車道に乗る
先週と同じく、谷川岳のトンネルを越えると雨
予報では雨は上がるはず、そう信じて道の駅で2時間仮眠して
登山口へ向かうも、雨は止まず・・・
待っていても仕方ない、意を決してレインスーツを着込む
小雨に濡れながら30分で登山口、生い茂るマイヅルソウの群れですら
まるで貴重な高山植物のように美しく思えてしまう
音もなく霧雨の降るブナの森は幻想的だ
7年前に歩いた日は、こんなにも美しく思えただろうか
いや、猛烈な陽射しに辟易していた記憶した残っていない
トレイルは小さな沢(白樺沢)に沿って進む
その名の通り、ブナ樹林はやはやがて白樺、ダケカンバとなり
60分ほどで樹林も抜け、視界が広がるところが下ノ芝
やんだり降ったりを繰り返す霧雨
今日は青空は無さそうだな
ツツジ、イワカガミ、シラネアオイ
雨露に濡れた小さな花たちが目を楽しませてくれる
トレイルはやがて階段状となり、中ノ芝からはワタスゲ群生だ

上ノ芝で歌舞伎揚げ休憩をとり
小松原分岐コースとの分岐へ差し掛かったとき
突然西の空が光った

待ち望んでいた青空をかき消すかのように
谷から舞い上がっては消えてゆくガスの姿に
意味もなく慌てて神楽ヶ峰へとトラバースを急ぐ
それでも目指すテーブルランドは、ガスの中
なかなか姿を見せてはくれない
神楽ヶ峰から雷清水まで、一気に下るとお花畑
そこからの雲尾坂の急登が、このルート一番キツいところだ
晴れそうで晴れない空を追いかけて
さぁ九合目
ここからが最もキツく長く感じる詰めだ
そして
登山口から4時間
テーブルに乗った瞬間は青空
なんてドラマティックな展開だ
今日のヤマの成功にガッツポーズをとってると
再び西から雲は流れて、湿原を覆うとまた消えてゆく
ゆっくりと湿原の真ん中まで木道を歩き空を見上げる

ま、いいか雲たって
ずっと雨ふりより全然マシじゃないか
この花のシーズンにしては人も少なく静か
やはり新型コロナの影響だろうか
そんな中、若いトレラングループだけが楽しそうに賑やかで
なんだか下界の騒動が嘘みたいに思えて、少しほっとさせてくれた
ランチタイムのあとは、ザックを置いたまま
木道を端から端まで歩き通す
さぁ
また降り始める前に帰ろうか
霧雨に煙る森から青空の湿原へ
そのドラマティックな展開に
小さな感動が全身に染み渡るようなハイクとなり
青空から、また霧雨へと変わる森の中を
満ち足りた気持ちでとぼとぼ降った

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