
■山行日:2023年03月08日
■山:東谷山-日白山(にっぱくざん)
■目的:冬季限定尾根歩き
■ルート:宿場の湯(07:00)-東谷山(09:50)-日白山(10:50)-宿場の湯(14:10)
冬期限定と名の付くルートには妙に惹かれてしまう
爺ヶ岳南陵は途中で敗退し、今年はその宿題をやっつけなければ、と思いながらも
アプローチの長さ、ルート自体の長さ、何よりも山域の晴天率の低さ
そんなもろもろな課題を抱え躊躇していた(って、長い言い訳だよ我ながら・・・)
そこへネット情報で新たなるルートを知り、その展望に飛びついたのがここ
谷川岳、万太郎、仙ノ倉、平標を目の前に、越後の稜線を360°見渡せる
東谷山から日白山を周回する雪庇ルートだった
その素晴らしき展望を目にしたく今シーズンの冬期限定はここに決めた
アプローチは平標登山口の手前、かぐらスキー場の麓からとなる
「宿場の湯」と風情ある名の温泉前に駐車すると、まだ雪に埋もれた集落の中を進む
先ずは二居峠へと向かうが、登山口の指標も林道もすべてが埋もれていて
まったくもって何が何やら状態の中、ありがたいトレースを追って進む
その完全に雪に埋もれた林道を踏み抜きながら二居峠の四阿から尾根に取り付く
と、すぐに尾根からの展望に脚が止まる、位置的には苗場から佐武流山方向だろうか
もう春霞の浮く空の向こう、稜線が延々と続くかのような姿に惚れ惚れ
鉄塔を過ぎると、そこからはずっと尾根道
このルートの主役である雪庇はもう始まっているのだ
その主役がこんなにすぐに現れるとは思ってもいなかったよ
トレースにならって雪庇から離れて樹林沿いに進む
東谷山へ近付くと尾根が広がりフラットになって行く
ブナの間、朝陽に照らされる残雪の上をわしわし進むと右手に稜線が近くなる
仙ノ倉から平標だ
山名板も何もない東谷のピークに立つ
先を越された若いソロハイカーと二人青空と展望を称え会う
行く手を望むと尾根は一度下りきり、登り返しながら龍の背のように
ぐねりと曲がりながらピークへと伸びている
そのバックに並ぶのは左手が茂倉、右手が万太郎だと教えて貰った
素晴らしい展望だ
そのピークへ向かって一歩一歩雪を踏みしめる、汗が滴る
ふと振り返ると、背景にある苗場山のフラットな稜線
そこから東谷山ピークを中心に、伸びるルートの美しさに再び脚が止まる
谷川連峰は逆行、その照り返しの眩しさから休憩は苗場を眺めながらランチ
風も無く展望は素晴らしく、敢えて贅沢を言うと時期的に仕方ないが
春霞でせっかくの青空がくすんでるところだろうか、いや贅沢だな、うん

ランチを終えると平標へ向かって伸びる尾根を一度下る
その下りきったコルから周回するのが今回のルートだけど
その先の小ピークへと少しだけ登り返すと平標が近付いて来るシーンにしびれる
なんだこのルート、最高だよ
万太郎、仙ノ倉を正面に座り込み、風景に溶け込むひととき

コルからの下りは事前情報で知ってはいたけれど、ほぼヴァリエーション
けっこうな角度で雪の斜面を下りきるとヤブを縫って進むことになる
冬期限定なのはもったいない、そう思う反面限定だからこその展望かもしれないな
今だけのルートを歩き、今だけの景色の中に立つことが出来たと思うと
特別感が心に満ちて来るのを感じながら下山した




















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