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さよなら冬期鉢伏山荘

■山行日:2026年02月14日
■山:鉢伏山
■目的:最後の冬期鉢伏山荘
■ルート:扉温泉(09:00)-鉢伏山(13:45)ー鉢伏山荘
     鉢伏山荘ー(08:30)-前鉢伏山(09:00)-扉温泉(11:20)

我らが山仲間の冬期定番イベント化しつつあった、鉢伏山のスノーハイク
目的は、もちろん360度パノラマビューだけど、冬期限定で営業していた
鉢伏山荘での宿泊も大きな目的だった

小じんまりとしていても、居心地の良いダイニング、コンクリ打ちっぱなオサレな居室
そして何よりも小屋番の愛ちゃんの笑顔が醸し出す優しい空間は
我らを虜にし、2024年、2025年と連続してお世話になり
特に、2025年はNHKの百名山撮影に重なり、良き思い出となっていた
その山荘が、なんと今季限りで冬期営業を終了するとのニュースが、、、

これは何としてでも行かねば、と張り切るも、予約開始時間から数分で完売する
人気ぶりとなった現状で、そう簡単に予約できるものでもなく、やきもきしていたが
山仲間の熱意ある願いが伝わり、どうにか週末に確保
昨年と同様に扉温泉からハイク開始
想像よりも雪は残っていて、おまけに暖かく、すぐに汗をかく
稜線までの中間辺りから、今日の青空は確定だ、と言いたくなるほどの空
例によって、登山中とは思えないような、どうでもいい会話で笑ってる間に稜線だ
想像通りの青空と展望に、老人性の関節痛を拗らせているおじさんも
初参加のカップルさんも、ふくらはぎが攣って座り来む例の人も
みんなこの景色で笑顔いっぱい
残念だけど、ふとももまで痙攣して重傷の例の人は置き去りにしてピークへ
(その後復帰して歩いてたけどー)

すれ違うハイカーたちは、「もしかして山荘泊ですか?いいなぁ~」
「え~?山荘取れたんですかぁ?」と、皆さん同じように悔しそうな表情に苦笑い
時間が経つにつれ、薄雲が広がりはじめ、あの青空は消えたけど
それでもこの大展望だ
早くも冷気が忍び寄る山頂から、逃げるように山荘へ
ザックを下ろし、寝床の準備が出来たら、早速ダイニングルームで乾杯

山仲間のキキさんは、ふくらはぎも、太腿も攣った痛みに悶絶しながら担いでくれた
いつもの愛情たっぷりなオードブルに感謝
そして嬉しいサプライズ
冬期営業は定員8名の限定、去年ここで泊まった日は
我ら山仲間7名の中に、おひとりだけ個人参加の方がいらしてた
なんと、今年も我ら7名に、同じ方がおひとりで宿泊されていたのだ

小屋番の愛ちゃん曰く、すごい偶然だと分かってたけど
当日まで言わないでおく方がが驚くでしょ?
なんてニクいことを
美味しいディナーにワインも進み、話題は当然この山荘の冬期営業のこと
愛ちゃんによると、いろんな事情があってのこと(そりゃ、そうだろう)
あまり深堀して聞くのもオトナらしくない

今夜も偶然ご一緒された岐阜の方と、来季からここへ来れない寂しさを語り合った
翌朝も晴天
何枚も写真を撮りながら、別れを惜しむように
山頂からより、穂高がぐっと近づくから!と
下山前に、前鉢伏に寄ることを提案

先頭を歩いてずんずん進んでると、わぁ~、おおーっ
と、後方から仲間たちの歓声が心地よい
素晴らしき前鉢伏からの眺めに酔い
あとは、とぼとぼと下山するだけ
もちろん会話は、もう冬に鉢伏には来れない残念さと寂しさ

いやいや、愛ちゃんのこと、きっとまたどこかの山で会えるさ
それに冬の鉢伏だって、頑張って日帰りで登って
帰りはいつもの温泉宿で宴会ってパターンもできるしね

そうやって最後まで冬期鉢伏山荘を惜しみながら
小屋番の愛ちゃん
またどこかの山小屋で会いましょう

お疲れ様でした、そしてありがとう!

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