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雪雲に追われて 三峰山



■山行日:2025年02月21日
■山:長野県:三峰山
■目的:雪の稜線歩き
■ルート:R142駐車場(07:20)-中山道古峠ー三峰山(10:00)-R142駐車場(12:00)

青天予報の週末、ふたつの行先を悩んでいたけど
15年ぶりに雪の季節に登りたかった山は、いつも登山者でいっぱいで
この天気予報じゃ賑やか過ぎるだろうな、ともうひとつの候補に

先日歩いた鉢伏山から続く美しくたおやかな稜線
美ヶ原高原ロングトレイル上の三峰山がもうひとつの候補だった
R142のチェーン装着場を過ぎた小さな駐車スペースに車を止め
すぐにアイゼンを着けると中山道古峠へ、雪を踏みながら進む
カラマツを輝かせる霧氷、背景は真っ青な冬晴れ
そんな最高なコンディションは、50分ほど歩いた中山道古峠を過ぎると怪しくなる
峠からゆるくカラマツ林を登った先
急に視界が開けたかと思うと、一面の銀世界
積雪はトレースを外すと膝上くらいだけど
トレースさえ外さなければスノーシューは無くても大丈夫
銀世界の平原まで下りきり、軽く登り返したところ
たぶん和田山北峰だろうか、そこからやっと稜線が見え始める
ふり返ると諏訪湖の向こうに八ヶ岳
この先はずっとこんな風景を眺めながらの稜線歩き
そう思うと頬が緩んでくる
ところが
和田山北峰からのアップダウン
青空は一瞬で消え去ると、稜線には冷たい風が流れ
あっと言う間に雪雲に覆われて
逃げたところで、逃げ切れる訳もないのに
何故か急ぎ足になってアップダウンを駆ける様に三峰へと
緩やかに見えた稜線は、確かに緩やかではあるがアップダウンが連続し
この寒さの中でも汗をかいてしまい、山頂では汗冷えで震える始末
ほんとは360度の展望が待っていたはずの山頂からは
いちばん近いはずの鉢伏山(その手前に二ツ山もあるが)すら見えず
下から沸き上がってはちぎれて行く雲と、上から覆いかぶさって来る雪雲に
稜線は真っ暗になったり、真っ白になったり
その変化に怖がったワンコはくぅんくぅんと飼い主の足元に蹲る
そりゃ怖いだろう、でも美しいだろ?
やがて突風と共に叩きつけられる粉雪が全身を叩き
朝の冬晴れなんて幻だったかと思えるほど空は真っ黒
その恐ろしいほど美しい空と稜線に魂を抜かれ
ただぼうっと立ち尽くす
しばし寒さも忘れ、叩きつける雪の音を聴きながら
不思議なもので、和田山へ登り返すコルまで戻ると空は明るくなり
あの寒さは何だったんだ?と思えるほど暖かな陽射し
すれ違うワンコに、お前は怖い思いをしなくて良かったな、と頭を撫でてやった
期待していた穏やかな稜線、360度の展望は楽しめなかったけれど
冬の季節ならではの情景を堪能できたことに満足し
これはこれで良きスノーハイクだったよな
うんうんと頷きながらの下山となった
美ヶ原高原ロングトレィル、ますます気になって来たぞ

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