約120キロを北東に向かってひた走る
最後の30キロ近くはガタガタなダートとなり秘境感のある山奥
そこに雨竜沼ゲートパークなる登山口、そして無料のキャンプ場があった
先客は三重ナンバーのソロ男性だけ
この日南暑寒別まで往復した彼によると、既に時間外で留守をしている管理人から
このエリアには二頭のヒグマが居ることが確認されていると聞かされたそうで
実際に登山道の脇は、ヒグマによる「掘り返し」がいくつも見られたとのこと
翌朝、歩きはじめる前には、おおぶりな熊鈴を着けた
これは関西を離れるときに山友から頂いたネーム入りの大事なブキ
なんだか、これを着けると嬉しい
ドーム型の丸山を正面に、15分ほど林道を歩くと第一吊り橋
ここまでは林道だったが、橋を渡ると登山道の始まり
30分ほど登ると、白竜の滝を臨む脇道へ逸れる
雨竜沼に白竜の滝とは、どちらも名前の由来が気になるところだが
どうやら明確なものは無いようだ
白竜の滝を過ぎると、第二吊り橋
そして一気に急登となる
情けないことに、この日は暑さでバテバテ
膝の調子が悪いと言う師匠に着いて行けずカメラも出せず
途中で、二度ほどへたり込んで、ようやく沼に
湿原に種子を持ち込まないよう、靴洗い場があり
ここが、ラムサール条約に守られた貴重な湿原であることを想い出す
靴底を沢で洗い流し、テラスで一息つくと木道を歩きはじめると
一気に視界が拡がった
その湿原は、あまりの広さに距離感が分からなくなる
前を行く師匠とどれほど離れているのだろうか
標高850mの溶岩台地に南北1km、東西2kmにわたって広がる
北海道でも屈指の山岳高層湿原
大小の池塘の数は800から1000
なるほど、北海道の尾瀬と称されるのも頷ける
いや、尾瀬よりも広大で、比較するのもどうだろうか
昨日キャンプ場に居た彼は、この湿原を横断して
あの暑寒別岳まで歩いたんだ
この暑さの中、そんなロングハイクが出来る体力が羨ましい
時計回りに一方通行の木道は、その暑寒別岳の裾野に向かって進む
エゾカンゾウ
エゾアジサイ
シロバナニガナ
サワキキョウ
ウメバチソウ
湿原に咲く花たちを愛でながら暑寒別岳の裾野の展望台へ
茫漠たる湿原、その上を雲が流れるたびに
湿原の色が変化してゆく様を飽きずに眺めて
その果てし無さに、ただただ吸い込まれて行く
その果てなき姿も、実際に歩くことが出来る木道は限られていて
約4キロしかない周回路のみ
なので、まったりと写真を撮りながら歩いても90分
あっという間にテラスへと戻ってしまい
名残惜しさに何度も何度も振り返りながら下山した
果てなき湿原
北海道ならではの広大さは
帰路の飛行機の中でも深い余韻となって残り
三泊四日、北の山旅は終わった


























コメント
コメント一覧 (4件)
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北海道の山旅、一緒に満喫させていただきました。
ありがとうございました。
行ってみたいなぁとますます思いが募ります♪ 0
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北の山旅のラストは雨竜沼湿原でしたか・・・
吸い込まれるような青空と開放感のある湿原が素晴らしいですね!
北海道の広大さが感じられて、北の山旅のラストにふさわしい光景だと思います。
実はここ、高山植物の宝庫とのことで、前から憧れ・狙ってはいたんですが、行けてませんでした。
スロトレさんのレポ見て、次は絶対行かなくちゃ! と思いました・・・
が、遮るものも無いし、7月上旬とかもうちょい涼しい時にしよ〜っと (^^;) 0
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palletさん
でしょでしょ?行ってみたくなるでしょ~
来年はコロナも沈静化して行けるといいですね
私もきっと再訪するんだろうなぁと(^^) 0
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GRIさん
さすがご存じでしたか!
私も下山後にいろいろ調べましたが、お花の山みたいですね
7月上旬ですか?きっと花ももっと咲いていて、何より涼しくて
よろしいかと、ほんと遮るものは一切ありません、はっきり言って
私のように8月のハイクは避ける方が無難です(^^;)
いずれにせよ、20数キロのダートは覚悟してくださいね^^ 0