MENU

丹沢残り雪 塔ノ岳・丹沢山 

■山行日:2022年02月23日
■山:塔ノ岳・丹沢山
■目的:みやま山荘のカレー
■ルート:大倉BS(06:50)ー塔ノ岳(10:00ー10:15)ー丹沢山(11:20ー12:00)ー休憩ー大倉BS(16:20)


二週前の事、みやま山荘のカレーを食べるために曇天の中歩いたが
塔ノ岳から見た北方は、黒い雪雲に覆われいて逃げるように下山した
今回はそのリベンジだ!って、何故にそんなにカレー縛りなんだ?
今にも降りだしそうな暗雲立ち込める空だった2週前
前にも後ろにも人影は無く、ときおりランナーが走り抜けるだけだった
あの日とは打って変わり、青空の大倉尾根はどんどん人が湧いてくるような勢い
微妙な歩幅の階段に疲れてふり返っても、今日はちゃんと湘南も輝いてて
堀山の家からは富士山も拝めて
いつもは嫌っている人の多さも、なんだかお祭り気分で楽しい気がする
それは、やはりこの青空のおかげだろう
2週前、吹雪から逃げ込んで暖かなうどんを頂いた花立山荘
富士山の手前には鍋割山稜、そして南アルプスの稜線
いいぞ、陽射しはあるけど風は冷たく、脚もぐいぐい進む
ぼちぼち足元が凍り始めて、先行グループが遅れ出す
金冷しの手前、少し下るところでチェーンスパイクを着けて進む
金冷しから階段を詰めると、その先のトレイルは雪
そして大展望
うん!素晴らしい展望
人が多すぎるだの、階段がイヤだのと言っては敬遠してた大倉尾根
登り詰めるとこんな素晴らしい展望があるんだ
そう再認識させられるシーンにしばし佇む
さぁ次、行くぞ
縦走路は塔ノ岳よりも雪深く、ところどころ膝オーバーの踏み抜き跡
横目で富士山を眺めながら、その跡を避けて進む
暖かな陽射しは春の香り、負けじと吹き込む冬の風
季節の変わるその刹那を感じる
例によって小刻みなアップダウンが続き
そろそろお腹も減って、気は急ぐけど脚は遅く
ま、こんな青空雪みち、急ぐこともないさ
丹沢主脈線
何故だろうか、富士山を前に立つ道標に記されているこの言葉
その語感が、あぁ自分は今丹沢山塊のど真ん中を歩いているんだ!
そんな気にさせてくれる不思議な語感、丹沢主脈線
ひとり黙々と歩いて4時間半、丹沢山に立つと
カメラだの展望だのは後回しにして小屋に入ると受付の鈴を鳴らす

「カレーお願いします」 「売り切れです」
「はい?売り切れたんですか?」「はい、売り切れたんです」ってなんだよこの会話

11時過ぎだよ?売り切れ?何それ?オレ何しに来たの?
ってか、受付前の席でオレをじろじろ見ながらカレー食べてるそこのオヤジ
それってきっと最後の一杯だよね?ね?あzsっで0j日かc@い@^っそー!!「
と言葉にならない声を出して小屋を出る
どうするよお地蔵さん
ね、どうするの富士山?
意味も無く縦走路を蛭ヶ岳へ進み
すきっ腹を抱えて空を仰ぎぢっと手を見る

蛭カレーか?

いやいや、しっかりしろ自分
しばらく雪の上にシートを張って寝転んで一休み
食べ損ねたカレーのことなんて忘れて
30分も残雪と青空の風景を堪能していると
どんどん北の方から暗い雲が広がり始め、慌てて下山する
その雲はじわりと丹沢を覆いつくし
春の陽射しはあっと言う間に消え去り
塔ノ岳を下るころには小雪が舞いはじめた
その寒さと空腹に耐えきれず今日もまた花立山荘へ

ラーメンください
丹沢の雪もこれで最後だろう
思い返すと今年は檜洞丸(記録なし)、蛭ヶ岳、塔ノ岳
そして今日の丹沢山と、冬の主峰を歩いてた
いつの間にかホームのようになった山に訪れる春の香りと
まだそこにじっと居座っている冬
その最後の風の冷たさを感じさせてくれた丹沢残り雪

また次の冬に

コメント

コメントする

目次