寄(やどりき)大橋の袂には、既に4台ほど駐車していた
路肩駐車がOKなのは、この先は通行止めだからだろうか
ゲートを超えてキャンプ場の管理棟から歩き始める
500mほど林道を歩いてゆくと登山口
先ずは植林の中をジグザグにゆるーく歩き始める
そして渡渉、このルートは何度か渡渉を要する箇所があるそうだ
渡渉箇所は水の流れる幅も狭く、しっかりした岩もあって問題無いが
枯れ沢から釜場平へ登るところは崩壊していて、梯子もどこに向いてるのやら
釜場平
うーむむむ、〇〇平って聞くと、なにやら美し気な景色があったり
広々としたカンジだったりするのだけれど
釜場平を過ぎて小さくアップダウンしながら進むとトレイルは枯れ沢となる
この辺りは新緑も美しく、鳥のさえずりがまるで空から降り注いているようで
そのさえずりが谷間に響き渡っていて、、、
ずっと残雪を追いかけていた自分にとってはまるで楽園のように思え
しばらく立ち止まっていた
大橋から2時間と15分で雨山峠だ
この雨山というネーミングもなかなか趣があり、由来を知りたいところだ
ベンチで15分ほど休憩していると、後続のグループが鍋割山へと向かって行った
さぁ、ここから雨山橋まで下りだ
峠から下るルートは、まるで新緑の回廊だ
枯れ沢は流れとなり、どんどん水が増えて行く
その流れは深い木漏れ日を受けてキラキラ輝いて
新緑と、その沢の輝きとが眩くて
誰もいない沢に降り、冷たい水で顔を洗う
水の冷たさと山深さに、ちょっとした秘境感も覚え嬉しくなる
雨山峠から40分ほど、癒しの沢を下りきると荒れ果てた林道だ
いつからこんな姿になったのだろう、林道の中央は大雨によって削られ
結構な大きさの岩がごろごろしている
看板には令和3年5月まで工事のため通行止めとあるが
あと1年とかで修復できるレベルではないことは一目瞭然だ
まるで、この世界にひとり取り残された?みたいな静寂と
ときおり大きく響く沢の流れる音
トンネルの向こうは滴る新緑、そして深い青が待つ別世界
地割れした路面、薄暗いトンネル
落石に注意しながら恐る恐る歩くこと30分
あるカーブから沢へと下るとユーシンブルーが流れていた
同角沢の出合いだ
丹沢を歩くようになってから、いつかこのブルーに会いたかったのだ
上流に向かって少し歩いてみるが
残念ながら陽の角度は、まだこの沢を照らしてくれない
このまま、太陽を待っていられたら、もっと素晴らしい色に出会えるだろうな
こんな深く青い沢が流れてるなんて、今更ながら丹沢の奥深さを知った
しばしユーシンブルーに染まると
またトンネルを潜って元の世界に戻る
とんでもなく崩壊した林道はやはり危険だった
誰もいないことは分かっていても、ロッジの看板にほっとする




























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