
2020年夏
その山旅は突然始まった
大阪在住の、我が山の師匠と共に
北アルプスの地図にないルートを歩くはずだった7月末の事
梅雨はなかなか明けず、続く雨予報・・・さぁどうする?
悩んでいるところへ、師匠から緊急連絡があった
天気がダメやな、もうアルプス諦めて、思い切って梅雨の無い所へ行こう
はひ?どこ行くんですか?
北海道や、もう決めた、一緒に行くやろ?
北アルプス山行予定の二日前のことだ
北海道だって?何それ?今から?チケットは?宿は?
って言うかそもそも、どこの山登るんだ?
師匠ぉ、いくら何でも急すぎてムリですって!
そうやって始まった山旅の記録

突然の成り行きに戸惑いながらも
北海道の山には10年以上通い続けている師匠のアドバイスを受け
先ずはLCCでチケットを取った、これも実は初めてのこと
なんと東京ー札幌が片道¥5900って!なんだそれ?
旅客施設使用料、ザックを預ける手荷物料とかプラスされても
往復で\15,000って、こんなにお手軽に行けるんだ!

ただし良い事ばかりじゃなく、出発は成田エアポートだ
横浜からだと、この距離とコストはばかにならない
しかし飛行機はコロナ感染対策で隣のシートは空いていて快適
LCCなんて~と疑問視していたのは全て撤回、こりゃ使えるな
大阪から前日入りして既にふたつのヤマをやっつけた師匠と新千歳で合流すると
レンタカーは一気に富良野へ向かう、コープさっぽろ富良野店でディナーを仕入れ吹上温泉白銀荘へ
さくっと温泉に入るとテントで宴会だ、コープで仕入れた鮨の美味いことったら
キャンプ場は師匠の言い分を借りると高すぎる(苦笑)\500なり
十勝連峰登山口でもあるテン場は、ふっかふかの芝生で過ごしやすかった



大雪山白金観光ホテルで温泉(\650)を浴びると
キャンプ場で焼肉ディナー、いやマジでこれって、安宿取るより快適だ
2日目、花の富良野岳を下山後は、有名な露天風呂「吹上露天の湯」へ
あの「北の国から」のドラマ劇中で、宮沢りえが入浴したことで有名な露天風呂
少し熱めなお湯で汗を流すと、湯上りはブナの森からそよ風が心地良い
はい、もちろんここも無料
露天風呂ですっきりすると、さぁ雨竜沼へ120キロのドライブ
最後は20数キロのダートをガタガタ進んで、雨竜沼ゲートパークへ
とっても綺麗な炊事場と清潔なトイレ
難は川沿いなためアブが多い事、まぁ贅沢は言えない
何といっても、ここも無料
途中で仕入れておいた食材でサクっと焼きそば作って宴会
そして三日目、最後の夜は、翌日のギリギリまで山を楽しもう、と
新千歳空港に近いエリアで、樽前山を予定していたので支笏湖周辺でキャンプ場を探すが
さすが観光エリア、おしゃれな高級オートキャンプ場ばかり
しかも全て予約でいっぱい、さて困ったと、ネットを頼りに支笏湖、美笛、大滝と
さ迷うこと90分、やっとこさ見つけたのは徳舜瞥山麓キャンプ場、はいもちろん無料!
オサレな今風なテント、炎を見つめあうカップル、HipHopなナンバーを流すバイカー
そんなところへ場違いな山岳テントふたつ張り、シートに体育座りで道の駅のお弁当
なんだか浮いてるなぁオジさんたち
最終日、朝から雨で樽前山は中止、霧の支笏湖をドライブして
新千歳空港に近い街中のコインランドリーで三日間の洗濯をして
その間市民グランドの駐車場でテントを干し
空港で師匠と分かれると、飛行機まで2時間以上ある
となるとビールだな
空港内のラーメン屋にふらり
北海道でしか飲めないサッポロクラシック生を飲みながら
北の山旅を想い返す
突然の旅は、三座しかなくても、いっぱい詰め込まれた山旅だった
師匠の予言通り、この4日間で北海道の山にほれ込んでしまったよ
あの島、あの縦走、きっと来年、いや必ずや来年行くだろう北海道
その時まで、長い夢を見ていよう












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