■山行日:2016年02月13日(土)
■山:奥日光:庵滝
■目的:氷瀑へ
■ルート:赤沼茶屋(10:30)-小田代ヶ原-庵滝(12:45-13:20)-戦場ヶ原-赤沼茶屋(15:45)
ある日、部下であるA君からメールで督促を受けた
それは、「そろそろ庵滝へ連れて行って下さい」、との内容
そう言えば年明けに会ったとき、連れてってやると約束したっけ
今年の暖冬だと、もう間に合わないかもな
と、ネットで調査すると、どうやら前の週末には氷瀑が残っていたようだ
ギリギリかもしれないけれど
行くだけ行ってみるか
しかも今回は横浜から湘南新宿ラインで、某駅まで楽チン移動
あとはA君の運転手付きなのだ
帰りには電車の中で缶ビールとかアリかも
いろは坂は凍結どころか、春めいた暖かさ
それでも赤沼茶屋の駐車スペースは、車がわんさか
みなさん、雪景色も無いのに、どこへ行くのだろうか?
アイゼンも一応は持ってきたけれど、ザックの底に納めて歩き出す
しゃくなげ橋を渡ると、雪上のトレースはアイゼンも効かないほど
踏み固められ、カチカチ状態だ
春霞の空の下、テクテクと小田代ヶ原を抜け、弓張峠から下り
林道のカーブ地点からカラマツ林へと踏み入って行く
あとは雪で埋まっている沢を見失わないよう進む
昨年歩いたとき、「カラマツの道」と勝手に名付けた樹林を過ぎると
トレースは沢を挟んで行ったり来たり
背の高いダケカンバの伸びる様子は、もう春めいている
下山する人たちに尋ねると、まだ氷瀑は残っているそうだ
逸る気持ちを抑えながら、森の奥へと進む
白根へと続くのだろうか
なかなか魅力的なカタチの稜線が見え始めると、もうすぐだ
あの二つの、凹凹が見えると、もうすぐ庵滝に着くぞ
そう教えると、こんなところに?と驚くA君
そうだ、昨年始めて訪れたとき、オレもそう思ったよ
ほら、見えた
突然、森の奥に鈍く輝く氷瀑が現れる
A君は、声もなく、その神秘的な姿に飲み込まれているようす
昨年は、曇天に吹雪だったが、今日は青空だ
庵滝はもう日陰となり、アイスブルーは見えないけれど
やはり、この自然美は素晴らしい
静けさの中、氷のカーテンの向こうから
滝の流れ落ちる音だけが響き渡る
人知れず氷りついた滝の姿
この森の静けさは、庵滝の美しさの一部だろう
滝へ近付くと、もう溶けかけているのが分かる
この状態だと、この氷の下に居るのはキケンだな
写真を撮ると、滝から離れ、しばし美しさに魅せられる
30分ほど、神秘的な姿と静けさを楽しむと下山
午後から冬型の気圧配置、白根は雪の予報だ
サクサクと下りきる
弓張峠まで戻り、空を見上げると、男体山は青空の下
雪雲は白根を超えて来ないだろう
せっかくだから、戦場ヶ原経由で帰ろう
湯滝分岐までの木道から、白樺とカラマツ越に男体山を望む
もう、何度ここを歩いただろうか
白根からの風は冷たく、戦場ヶ原の木道にはらはらと小雪が舞う
雪は溶けても春まだ遠く、凍て付く奥日光の山たちも寒そうだ
この冷えたカラダで横浜まで帰るのは辛いから、と
A君を誘って湯元のお気に入りの温泉に入り
駅まで送ってもらうと、グリーン車でひとり缶ビール
うとうとしてる間に横浜駅だ
喧騒のピークのような土曜の夜の街に、ふらりと一人飲み
カメラの中の氷瀑と、戦場ヶ原を繰り返し観てるうちに
あの、白根からの風の冷たさが蘇り
まだ馴染めない街でひとり飲んでることが、ふっと寂しくなる
ほろ酔いのまま喧騒の街を歩きながら
人知れず森の奥で氷りつく滝と、静かなる森を思った





















コメント
コメント一覧 (2件)
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心象風景が手に取るように伝わりますたw
街の喧騒と静寂の氷瀑のギャップがかなりグッと来ますたw
戦場ヶ原はもう30年以上ご無沙汰ですが、
そんなご無沙汰はどうでもよくって、
夫婦漫才の鬼嫁が久しく登場ないのが不満でつw
腹を抱える夫婦漫才ネタを一つキボンヌ! 0
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katsu♨さん
そうそう、静かな森と街の喧騒とのギャップ
それがなんだか心に残ったのです
夫婦山行は、いろいろあって夏ごろまでムリかなーと
あ、ヨメさんは至って元気です、えぇ
例によって、毎晩飲んだくれてます^^; 0