■山行日:2015年02月01日(日)
■山:奥日光庵滝
■目的:氷瀑
■ルート:赤沼茶屋(09:00)-弓張峠(10:30)-庵滝(11:30-13:00)-赤沼(14:30)
奥日光には人知れず流れ落ちる滝はいくつもあるそうだ
それは四十八滝、更には七十二滝とも称されるほど
そして、そのほとんどは地図にルートが記されていない
中でも最もポピュラーな雲竜渓谷は2年前に歩き
氷瀑のスケールに圧倒されたが、同時に人だかりの多さに辟易してしまった
今回狙うのは、地図にルートが無いので、多少は人も少ないだろう
天気予報に反して、薄曇りの中
凍結路面を走って赤沼茶屋へ着くと、最後の一台分スペースに滑り込む
北関東へ単身赴任して三度目の冬、一昨年よりも去年、そして
去年よりも今年と、このシーズンの奥日光入山者は確実に増えている気がする
スノーハイク装備で戦場ヶ原へ消えてゆく団体さんの喧騒が消えた頃
ひとり、そろりと歩きはじめる
スノーシューのトレースが凍ったトレイルを小田代ヶ原へと向かう
空気の冷え込みは頬が痛いほど
展望台を過ぎ、鹿・熊避けケージを越えて林道へ出る頃には
ときおり顔を見せた青空も完全に消え去り、日本海からの雪雲に覆われる
林道を弓張峠へ詰め、西側へ下ると、ヘアピンカーブにある小さなゲートが取りつきだ
ここから、外山沢に沿って詰めてゆくわけだが、当然沢は雪の下
指標どころか赤テープすら無い
今日は、結構な人数が入っているようで、トレースもしっかりと刻まれてるので
どうにかそれに従うが、こんな薄暗い天気でノートレースだと引き返しただろうな
いったい何メートルあるのだろうか
背の高いカラマツの間、ときおり小雪が舞うトレースを黙々と追う
きっと無雪期は、緩やかな広い沢が流れてるだろう
カラマツ林が消えた頃、視界が広がり西方向に稜線が見え始めた
前白根山か、白根隠山あたりの前衛だろうか
小さなピークや白根に続く稜線、これはどこまで続いてるんだろうか
なんて、今更ながらこのエリアの深さに圧倒される
トレースのわりに人気を感じず、妙に静かだと思っていたが
地図で見ると、緑沢と庵沢、二俣になる辺り、谷間に人声が響き始める
と、突然森の奥に怪しい光り
氷瀑だ
それは、ふいに現れた
なんてドラマティックな登場だろうか
雲竜のスケールに比べると、比較にならないほど小さな氷瀑
そう聞いていたけれど、なかなかどうして
立派な氷瀑じゃないか
それに、こんなも薄暗い空の下
まるで奥日光の光を全て集めたかのようなアイスブルーが輝いている
神秘的とまでは言わないが
こんなにも森の奥
人知れず凍り付いた滝が、碧く輝いている姿は
まるで何か語りかけているかのように魅せてくれる
20分ほど氷瀑に魅せられて
すっかりカラダは冷え切ってしまう
大げさだけど、低体温症にでもなったかと思えるほど指先、爪先は凍ている
氷瀑から逃げるように、スノーシューで駈けて降る
少しカラダが暖まった頃、広い河原の木陰でランチ
お湯が沸く頃には小雪が吹雪へと変わり
下って行く人たち皆が、不思議そうに観る中うどんを茹でる
吹雪の中、もうもうと湯気を上げて頂くうどんは美味しくて
しかし我ながら、こんな吹雪の中何やってんだか
そりゃ人も立ち止まって見て行くよ
小田代まで戻った頃には雪も止み、少し空も明るくなる
やはり奥日光、ここを境に二つの天気があるのだ
もう人気の無い赤沼駐車場から湯元へ移動すると
白根が見えるお気に入りの温泉に浸かりながら
あの麓の森の中、今も鈍く輝く滝が人知れず凍り付いてる姿を想う
男体山の影すら見えなかったほど薄暗く冷たい一日だったけど
また一つ奥日光の山深さが好きになった



















コメント
コメント一覧 (4件)
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素敵な氷瀑、、いいなあ、、。
しかし、、それよりも
男体山と聞いただけで、涙が出てきそうです、、。
良いですね、、奥日光。
今年こそは登りますぞー (^0_0^) 0
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惹かれる写真です。
氷結具合が関西と違いますね。
氷の色がいいです。 0
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ジオンさん
>男体山と聞いただけで、涙が出てきそうです、、。
よほど悔しかったようですね^^;
私も、今年こそはね、狙ってますよ
出来たら縦走とか?してみたいなぁなんて
お互い頑張りましょね 0
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魚屋さん
関西も関東もないと思いますよ
関西でも、大峰の’シェークスピア’と称される氷瀑は
それはそれは見事なスケールです
(って、私は行ったことないのですが^^;)
でも、まぁ、どこにしても青空の方がいいですよね
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