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山小屋の静かなる想い

荒れ模様が続く2014年夏、山の事故が続いている

名峰、北アルプス槍ヶ岳
その下山でも事故は起こった

それは、蒲田川沿いの右又林道、その滝谷の渡渉箇所だ
槍ヶ岳からの下山者たちが、大雨によって一気に増水した沢に流され
数名の方が行方不明となり

そして二日後、最悪の結果となった

この事故現場、私は三度渡渉したことがある

滝谷出合

天候にもよるが、独特なムードを覚える場所なだけに
その場所の光景は頭に焼き付いている
あの広い谷が濁流に呑まれる?どれだけの雨が一気に降ったのだろう?
にわかには信じがたいけれど
だからこそ、その姿を想像するだけで足元が震えそうだ

その時何があったのかは
実際に、現場にいた人にしか分からない

憶測と想像力を膨らませ、個人的見解を記す人も多くいるが
クーラーの効いた部屋でPCモニター越しに何を書いても
誰にも何も伝わらないと、私はそう思う

その悲劇が起った場所に最も近い山小屋である、槍平小屋のブログ
そこには、淡々と、その時点で分かっている事実と
さらなる注意を呼び掛けていた

読みようによっては、ただそれだけの記事だ

  小屋では今日に限らず、大雨の日には下山してゆく登山者に
  「絶対に無理な渡渉はせず、怖いと思うような流れがある場合には引き返すように」
  という注意喚起を行っているのですが、とても残念です。
  登山者の皆様も今一度、引き返す勇気を持つことの大切さを再認識して頂きたいと思います。

しかし、その記事からは、伝わってきた

山と登山者を護る人たちの熱意と、それが叶わなかった無念さ
そして、そんな思いが事故の直後ですら伝わらない無謀な登山者の存在
マスコミの無責任な取材と報道といった、現実の虚しさ
現場にいる、現場を護っているからこそ抱く、現実のやるせなさ

そんな想いが、重く、静かに伝わってきた

  もうこれ以上事故が起きないように祈るばかりです。
  どうぞ皆様、安全登山を心がけて下さい。
  このような内容でブログ更新を再びすることがないように。

このような熱い想いに護られて、私たちは山を歩かせて貰っている

何を今さらと自分に呆れながらも
そんな謙虚な気持ちを忘れてはならないと
改めてそう思った

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コメント

コメント一覧 (14件)

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    前にも書いたように思いますが
    2年前の槍の雷の事故の時、登ってました

    私たちは阿繍さんが不調で遅れに遅れて、
    雷が鳴り始めた時は稜線のはるか下にいました。
    午前の雷は初めてでしたが、カッパの下にダウンも着こんで
    じっと20分くらい待っていて、、
    雨も鳴り止まないので、撤退を決めました。
    幸い槍平小屋までは稜線との間に谷があります
    稜線の雨はここまで来ない
    撤退と決めて、飛ぶように槍平小屋に戻ったら
    雨が上がってました。

    今日は泊まるつもりでいたら、
    くぼちゃんと阿繍さんが濡れた衣類と靴で明日帰りたくないから
    今日下山したいと、、、

    私は「下山の道は穂高の稜線から直接雨が谷に流れ込んで
    いくつか沢を渡るけど、いつも橋が流される滝谷があるのよ。
    流されてたら、、戻らないと、、」と、、、言いましたが
    二人は聞きません
    しかたなく、下山し始めましたが
    わずか、、2時間程度降っただけで
    沢は一変して、濁流となってました。 0

  • SECRET: 0
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    幸い滝谷は、橋を待ってる皆さんで流された丸太を付けて
    復旧工事中で、15分ほどで渡れましたが
    復旧してなければ、、ロープで渡ったかもしれないし、
    小屋に戻ったかもしれないです

    その時に私たち以外に、戻って下山してきた人たちが居なかった事
    小屋番の静止を振り切って、槍の穂先に登って落雷で亡くなった人がいた事
    この雨で、右俣を登って来た人たちが大勢いた事、、びっくりでした。

    すみません
    夢中で書いてたら、思い切り長くなってしまいました m(_ _)m 0

  • SECRET: 0
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    私も帰省の新幹線の中で読みました、注意喚起等の記事。
    報道陣の態度、事故後無理に渡渉しようとした登山ガイドの話。
    山小屋の方たちからすれば救助と言う第一優先の事態が起きているのにそれをを察することが出来す、
    身勝手な行動をとる人々に対しての怒りを腹の底にしまいこんで、
    公ということを十分意識してのメッセージ、その裏にあるやりきれない想い。
    ・・・なんだかなぁ・・・っていうのが最近とても多く目にするように思います。
    岳沢小屋のブログも切り口鋭くて響くので毎回読んでいるのですが、
    問題行動を起こす人ほど、こういう現場からの声を自分から読みに行かないのかもしれませんね。
    下界でもわけのわからぬクレーマーに悩まされる時代、
    日本人ってこんなんだったっけ?これでいいの?と思ってしまうお年頃です。
    あ、自分も山の件に関しては反省していますけどね(^_^;)
    長々スイマセン。

    こういう問題にちゃんと自分の意見を書けるスロトレさんは
    やっぱり素敵です。
    スロトレさんが書かなくて誰が書く!・笑

    ところで映画化の件、知ってますよ~。
    ホントにあんな壮絶なものをエベレストで撮れるのか?丈二は誰がやるのか?興味津々です。

    0

  • SECRET: 0
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    スロさん、こんにちは。

    槍平小屋のブログ、今まで読んでなかったです。
    じっくり読んでみました、
    そうか、そうなのか、って胸がつまりました。
    ニュースで上級者向けコースって言っていたので
    どこなんだろって不思議に感じていましたので、すっきりしました。

    槍ヶ岳山荘グループのブロクはライブ見ながら
    いつも読んでいたのだけれど、
    槍平小屋さんの思いを知ることが出来て良かったです。
    0

  • SECRET: 0
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    今年も去年に引き続き穂高周辺の遭難が後を絶ちませんね。

    各々の思いは別としてまずは遭難された方、まだ発見されていない方もおられますがお悔み申し上げますと共になんとか無事でおられる事を祈っています。

    スロさんの言いたい事伝えたい事僕なりに解釈してよく解ってるつもりです。

    ↑でcyu2さんも書いてますが、僕も岳沢小屋スタッフblogは辛口でストレートなんで頻繁に読ませてもらってますが、ほんと、彼らの言う通りだと思う。
    言葉は悪いかもしれないが、僕も自身でblogでも書いたりしてますが、経験も無いのに場違いなルートに安易な気持ちで入山する人がこの数年でぐぅっと増えたのは否めない事実ですね・・・・・・・・・・・・・・・

    危険と困難との境界すら判断出来ず、要は力不足で無謀な計画を強行しようとする人が多いのは悲しいですね。

    0

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    僕自身、プロでもなんでもない一人の山好きなオヤジですが、自分と連れて行く仲間の危機管理が出来ないような計画はしないし、まして、初めて会って相手の技量も何も?なのに穂高の難路に気軽に誘うような事は怖くて出来ませんね。

    雑誌やメディア関係、また、売るだけの大型登山ショップの影響もあるんでしょうが、最終的には己の判断基準の甘さに他なりません。

    何年山をやっていようと、山に対して常に謙虚でなければいけませんね。

    長々すみません。

    お互いこれからも常に謙虚でそして楽しく下山出来る入山をしていきましょうね!
    0

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    ジオンさん
    あの日のレポを読み返しました
    よくぞ、お三方無事で・・・

    「くぼちゃん、ごめん、命が惜しいから、降ろう」

    この一行に、震えるほど緊迫感を覚えました
    そして下山時の沢の様子、滝谷どころか、中ノ沢
    南沢ですらあんな激流になるとは・・・
    一瞬の大雨はこれほどまでに恐ろしいのか、と
    やはり、小屋の人の意見はきちんと受け止めるに限りますね
    と、自分に言い聞かせています 0

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    palletさん
    そですよね
    はい、そうなのです
    でも、忘れてしまいそうなときも・・・
    だからこそ、テキストで残そうと、そう思いました 0

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    cyu2さん
    >スロトレさんが書かなくて誰が書く!
    いやいや、ちゅちゅさんの方が私より言いたいこと書いてますよー
    しかも、人のコメント欄活用して、なかなかご意見番っぷり^^
    自分の意見って言うか、想いを残してるだけです
    岳沢のブログもね、いいですよね、切れ味とでもいいいますか
    やはり皆さん、熱い想い、持ってらっしゃるんですよね
    映画の件、楽しみですよね、私も役者が気になってます^^ 0

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    yakoさん
    やっぱり、最前線で動いてる人たちだからこそ
    言葉がリアルだったり、現場でしか分からない温度とか
    季節の移ろいみたいなものもも、こちらに伝わってきますよね
    ちゅちゅさんも書かれてる岳沢のブログもぜひ! 0

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    hiroさん
    あー、hiroさん、やっぱ語る語る^^;
    そうそう、お互いのスキルや経験が分からない状態で
    穂高だ、槍だって、それは怖くて出来ないですよね
    ただ・・・我が身を振り返ると、ね、大きな声で
    誰かに意見できるような立場じゃないので
    ただ、こうして想ったことを忘れないために記すだけ
    それだけなのです、自分に言い聞かせているのです
    お互い謙虚に^^
    はい、そうしましょう 0

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    私も、槍平小屋のブログ読んでました。
    報道陣への呼びかけや、ガイドさんの話も悲痛でしたよね。

    私もお盆に山にいたので、どれだけ雨が降ったかってのはわかります。
    息がしづらくなるほどの暴風雨でした。

    この事故現場は行ったことないのですが、増水しやすい箇所らしいですね…
    ほんとに残念です。

    うちらも、途中で下山するか迷ったんですが、続行してしまい…怪我なく無事に下山できてほんとによかったなぁと思いますが、少し反省してます。 0

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    ゆなさん
    そう、悲痛・・・そう読めました、はい
    ゆなさんちも、タイミング的に厳しい山となったようですね
    縦走は判断が難しいですよね
    何事も無く下山で来て良かった良かった^^ 0

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