7時前から歩き始め、アウターを脱ぎ、グローブを外し
雑事場ノ平ではシャツを脱いで汗を拭うほどの暖かさにため息
もともと雪景色を期待していたわけではないけれど
その暖かさになんだか肩すかし
おまけに堀山の家からも富士山は雲の中
ま、いいさ
今日の目的はリハビリだ
花立山荘まで登ると富士山はその頭だけ雲から顔を出し
ゆっくりと雲が流れ、なんとなく山頂では絶景が楽しめそうな予感
その富士山も沸いては流れるガスに再び包まれ始め
そのシーンを見てると急にお腹が減って
さぁ今日はもう下山だ
サクサクっと下山すると、花立山荘へ一直線
適当に席に着くと、先客がオーダーしたラーメンが出来上がったところ
冷え切った小屋にもうもうと立ち込める湯気、そしてラーメンの香り
うーんんん、やっぱり美味しそうだな
いやいや、いつもはラーメンだけど今日は決めていた
登りの際に山荘前に立てかけられた看板のメニューには
「岩手県産 香り豊か ならたけ」
これだ、これに決めていたんだ
やって来たうどん、出汁の香りと湯気に包まれて
食べる前からもう幸せな気分
ただよう湯気の向こう、語り合う人たちの笑い声に
かじかんだ指先とココロがほどけて行く
冷え込んだ山小屋で頂く温かなご飯は、冬の季節の贈り物
次に来たときは、あのラーメンを食べるとするか
そのときには雪景色だったらいいな

















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